#不思議の国のシドニ #TIFF
夫を亡くした喪失の小説家が不思議の国 日本で自分を再発見するスピリチュアリティー「ロスト・イン・トランスレーション」
気持ちののらない出版イベントなシドニとは対照的に夫の幽霊が顕現してはやりたい放題。なんでも日本だとよく出るらしい笑
夫との最後の交流を通して仕舞い、アテンドする編集者との親密さも増して、どんどん前向きになっていく変容をユピール女史がチャーミングに演じる。
上映後の舞台挨拶でも言及されてたけど、「静かなふたり」同様にジラール監督の作品は文学的で小説にしたらとてもおもしろそう。
映像表現としては若干、遊びがあるけど、幽霊が堂々と出てくるくらいだから、その辺の境界も曖昧なのかも。