停滞

理由なき反抗の停滞のレビュー・感想・評価

理由なき反抗(1955年製作の映画)
4.0
周囲に翻弄され、表現が難しく否定できない、行き場を失ったような感情が葛藤し暴れまわる、なんかよかった。最初の方とかの理由はわからんけど反抗するという屈折した姿がカメラを斜めにしたショットで表現されていたと思う。ところどころ話の筋と関係ないけど気が利いてる演出もあった。

クーリンチェ少年殺人事件やララランドがオマージュしているというので、見て見たけど、なるへそ、ララランドのグリフィス天文台は比較的単純でわかりやすいが、クーリンチェの方は「おお!」と驚きを受けるようなオマージュだった。

気になったのは、16歳とかで高校生役らしいけど厳しいかな、あとは最後の方のプレイトウがスリラーのMJみたいだった。
チキンレースなんて馬鹿げているけど、そこから逃げたら負け、何かが起こるまでわからない、それが少年と大人の間であり、そのエネルギーを持った映画だった。
停滞

停滞