Mitsunoirさんの映画レビュー・感想・評価

Mitsunoir

Mitsunoir

60年代が好きかな。ゴダールが「映画について書くことは、すでに映画を撮ることと同じだ」と言ってるので頑張って書きたいな。結構テキトーなことも書いてると思いますがよろしくお願いします。
こちらにないのはこっちに記録したり
https://mubi.com/users/7989794

映画(800)
ドラマ(0)

それから(2017年製作の映画)

4.0

これ考えてみると4人しか喋ってない。左に女、右に男という構図。左に男女、右に女という構図。この2つの構図でできている。会話の内容はどうってことはない。重要なのはその響きとカメラの動きじゃないでしょうか>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

どの役者もちょーいいっすねこれ。
誰も知らないのときも思ったこととしてやはり子どもの力。そして、金銭による繋がり。松岡茉優は直接的に語るし池松壮亮しかり樹木希林しかり安藤サクラしかり事故後の選択しかり
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デュエル(1976年製作の映画)

4.2

どこにも向かっていないようでどこかに向かっているようでいて、うーんやっぱりどっかに向かってたのかなって感じに遊んでて緊迫感みたいなのを感じない笑 OUT1をみてから私はジュリエット・ベルトが好きでござ>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.8

ティーチイン付き、楽しかった。監督の経験に基づいた部分が多く、特に主人公の対象との距離感は足が地についてる感があってよかった、バランス感、そしてラジオやてぬぐいのディテール。
ただこのゆっくりとした流
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はかな(儚)き道(2016年製作の映画)

4.7

投げ銭帽子で「ハッハッハ, ブレッソンですかい〜」と思ってたら、役者はブレッソンがいうモデルだし、ショットも断片的だし、点滴?のシーンなんかはもう身じろぎする暇もなく釘付けにされた。そして感情を見せ>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

音声英語がちょうど良い。楽しめた。どことなく日本らしく現実感がなくユーモラスな世界。アタリの人間性がテキトーというのか非常に単純化されてるよね、というか余りキャラクター的深みはない、なのに映画的記述と>>続きを読む

牡牛座 レーニンの肖像(2001年製作の映画)

3.6

うーん、今ひとつ。モレク神に続いてみたが、全体の色調は似ている。でもこっちは人間的性質を失ったレーニンの姿に見られる倦怠と絶望がひたすら続く感じで見ている側としては退屈だった。ソクーロフの自国に対する>>続きを読む

モレク神(1999年製作の映画)

4.0

露出オーバーなんですかこれ、でもフィルムの質感も合間って全体に統一感をもたらしてるとしか思えなかった。冒頭の霧の中ですらっと立っているエバのショットにはびびった。別に特段何かが起こるわけじゃないけど、>>続きを読む

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.7

タイトル勝ちな部分は否めない。霊的ボリシェヴィキだぞ?霊的ボリシェヴィキッ!!!この強度。
それに比べて語りの部分は若干弱い。突然音が鳴り出して天井とかをズーム(カット)ズーム(カット)ズーム(カット
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昼下がり(2007年製作の映画)

3.9

背景が謎brightで美しい。はい、英語勉強します。
P.S. シャーネレクキャストもやるのねぇ。

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.2

たった38分でファンタジックな設定もあるのに没入感があり深みも感じられる。エンドロールの短さからも制作費用がほぼかかっていないと考えられる。こんなの撮れちゃうんだなぁ。。。

ハッピーアワーでは演技を
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奇跡の海(1996年製作の映画)

4.0

ダンサー・イン・ザ・ダークの監督、話の流れとかからも一目瞭然。
スコットランドの景色、ロケ撮影が綺麗だ。全体的に画面の色彩は一様的だがフィルム的味わいがある。手持ちカメラにドキュメンタリー調である一方
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.7

最初は身体を洗っていたんですね。部屋で落ち着かなくなりつつも座ってる固定ショットはものすごい息が詰まった。動きほぼなしのロングラストショットにはもう唖然というか言葉を失った。筆舌に尽くしがたいってやつ>>続きを読む

パッション(1982年製作の映画)

3.9

passion, 情熱と受難。
この会話は、音は、どっから発されているんだ、映像と合わない、じゃあ今見ているものはなんだ。sonとimage。どちらかが他方に従属することなくsonが物語り、image
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

普通に見惚れるわ、長回し、横移動、引きの画面、ラストショットはもうね、満足。
ジャンルとしてはサイコサスペンスと言えるが、催眠術という間接性が展開を収縮させるでなく、間宮を追いかけ迫るも藁を掴むように
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Out 1, noli me tangere(原題)(1971年製作の映画)

4.6

通常の映画とは時間感覚を異にする映画。もし近いものがあるとすれば、濱口竜介監督のハッピーアワーかと。演劇の練習は(即興なのかな)どこに向かうかさっぱりわからないままそのシークエンスが丸々カメラに記録さ>>続きを読む

青春神話(1992年製作の映画)

4.2

部屋の排水溝から溢れる水の上を歩く音、雨音、夜とクライムからくるじめじめとした陰鬱で感覚が満たされ退廃に包まれる。孤独で人工的な光の中を刹那的に駆けずり回る彼らは青春の腐臭を発していた。

恐怖分子っ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

思ったのはカメラと対象の距離感が上手いなぁってこと。でも正直それ以上はこの映画について何を言及しようとも思わない。物語はあらすじの通りで起承転結が見事に機能するような特別な出来事は起きないが132分の>>続きを読む

サン・ソレイユ(1982年製作の映画)

4.3

日本、時にはアフリカの映像が連想的に配列されている。この映画自体がマルケルの記憶か。彼の言葉により相対化され、日本人でも日本がエキゾチックなものに映る、つまり自分は日本を再発見した気がする。この映画を>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

4.0

それは存在しているのか。存在の不確かさあたりがテーマでしょうか。
反物語なのに常に何かが起こりそうな期待感で不思議と退屈することはない。主人公演じる写真家は途中で撮った写真の中に何かを見出すわけだが、
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シンプルメン(1992年製作の映画)

4.0

カメラはなかなか引かない。限られた部分を見せるフレーミング。カットの割り方といい音楽からセリフは詩的でその調和が取れたリズムに気持ちよく持っていかれる。物語的な配慮がありつつもやはり音と断片的映像の配>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.9

一つの現代、モダンが感じ取れる。
汚れた血へのオマージュ、右から左は違うけどドアのバタンまで一緒とは。
勝手にふるえてろのヨシカとは性格は正反対だけどすくなからず共通する部分を感じる。理想と現実の乖離
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アバンチュールはパリで(2008年製作の映画)

4.0

これは何が面白いのかわからんけど面白い。韓国のゴダールと言われるホン・サンスだけど、この会話劇枯らしてロメールの方が近いように思われる。あとはミンソン(?)の足を舐めてるっぽいあれは海辺のポーリーヌを>>続きを読む

アブ、アダムの息子(2011年製作の映画)

3.8

「巡礼を願う老夫婦の暮らしを描いた、南インド・マラヤーラム語映画。」だそう。ハッジの為にパスポート取ったり資金集めしたりとか物語的に進んでいくんだけど、暮らしを描いたので映画なのでハッジいけないという>>続きを読む

レヴェル5(1996年製作の映画)

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お互いの痛みが絶対的に分かり合えない、2進演算でできたコンピュータ操作も対話でありhow to xxxx ワカリマセーンが似ている。記憶を頼りに対象を対自化することで表象不可能なレベル5へ肉薄せんとす>>続きを読む

トラッシュ・ハンパーズ(原題)(2009年製作の映画)

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何も言えねぇ。。。品性を疑うってのはちょっと違う気もする、理性を取り払った破壊的・セックス的運動。破壊してゴミ箱を愛する。

冬休みの情景(2010年製作の映画)

4.2

固定ショットで差し出されるのはシンプルというよりものがない空間。
そこで何が起こったか。特にない。
そこで何が動いたか、人間。動物もいなければ乗り物もない(風車は回ったけど)
そこで何が聞こえたか。会
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鳳鳴 フォン・ミン 中国の記憶(2007年製作の映画)

4.0

これはすごいドキュメンタリー、シネマヴェリテですよ。3時間74歳のおばあちゃんが喋るんだもの。小麦粉を煮たらバレるからスープに溶かして飲むのが最善の策とか言ってるのに全然笑えないんだもの。途中でトイレ>>続きを読む

ニュイ・エ・ジュール(原題)(1991年製作の映画)

4.3

ああ、映画見たなぁ。平面的、シンメトリー、煽りもせず俯瞰もせず切り取るような構図が多い。カメラの動き、フレーム内の人間の動き、二人を結ぶ線、ショットつなぎを含めた視線などが直角に交差する。
自分の視線
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私たちの好きな八月(2008年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー的、民族史的肖像。途中で頻繁に音楽シーン挟みつつも正直会話多いしちょいうんざりするほど長い、でもその積層に見出される8月の切ない情感が150分をふと短いものと錯覚させる。でもやっぱり長>>続きを読む

カメラのための振付けの研究(1945年製作の映画)

3.7

「すげえ」ってなった、特に最後のつなぎで。短くも広い。

陸地にて(1944年製作の映画)

3.9

チェスが浜辺になった時、あ、第七の封印だって。カメラのつなぎは現実空間のつながりとは異なるが白黒が統一感うむね。なんだか官能的。

北の橋(1981年製作の映画)

3.9

これが遊戯的というやつか。終わり方は純粋に「えっ」って驚いた。でもやりたい放題ではない、ファンタジック、物語の解体、映像に統一感がある。メルヴィルで見たような、女と男のいる舗道で見たようなシーンも。>>続きを読む

午後の網目(1943年製作の映画)

4.2

ああ、映画みたな、って気がする。でも何が起こっていたんだろう、とっても魅惑的、蠱惑的、魔術的。

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