Mitsunoirさんの映画レビュー・感想・評価

Mitsunoir

Mitsunoir

一般教養の講義で映画史を受けて古いのが好きになっちゃった大学生です〜60年代が好きかな。
名作を狙ってるせいか、色々楽しめるせいか、平均は3.8ちょい上。脱構築!解釈様々!の域を超えてテキトーなこと言ってたらそれはすみません〜

砂漠のシモン(1965年製作の映画)

3.9

あの角度での俯瞰おっぱい!ラストはぶっ飛んでて最高だ。
修行しまくってまさに俗世を離れてしまった姿の虚しきことよ笑

レザボア・ドッグス(1991年製作の映画)

3.7

冒頭7人で座って常に肩越しショットでカメラが周囲を回るの良かった。でもあまりに会話が多く全体的に好みに合わなかった。タランティーノはよくわからん。

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.2

傑作だった。
光がふんだんに含まれ、回想があり、展開は少々非現実的で、引きでなく舐め回すような断片的かつ抑制的なショットの数々は彼の夢もしくは記憶のようであり、時折巧みに目線を配し画面外にあるものを想
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小麦の買占め(1909年製作の映画)

3.4

サイレント、初期映画。
映画史の授業でとりあげたことも。奥からカメラの方に人と馬が畑をならしながら近づいてくるシーンが、馬がカメラにぶつかるんじゃないかめちゃめちゃドキドキしますよね〜みたいなことを先
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早すぎる、遅すぎる、(1982年製作の映画)

3.8

冒頭のぐるぐる回って車がカメラ内に入っては出て背景に対しても動くシーンには期待させられた。
が、後半は自然音とテクストを加えた初期映画のようで眠気に襲われ、のんびり動く画面を薄く目を開けみていたら、気
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ファントム=幻妄(1975年製作の映画)

3.6

色の変化と視点のずれ絶え間ない音、赤髪の女。はい、よくわかりません。


こっちも記録できない短編集の書いとこ。音がいいね。
・アートマン
ただただ実験的としか言いようがない。時空を超越しそうなサイケ
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つぶれかかった右眼のために(1968年製作の映画)

3.8

内容よくわかんなかったけど、実験的ですな。
左右に二つがメインで上にかぶさるようにもう一つ映写されてるっぽい。左右交互に目がいっているようで映像的な動きに吊られてみていると感じた。イマージュが強い。
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母たち(1967年製作の映画)

3.9

冒頭の無調音楽がうおおおと緊張感を与えてくれる、ここからどうなるのかと、次のカットは何が来るのかと。次第にナレーションが入って母親の姿が断片的に、パズルのピースを組み合わせていくように、調和が、母親と>>続きを読む

石の詩(1963年製作の映画)

3.9

フォトロマンだよね?写真が真実なら映画は毎秒24倍真実だというけれど、さてこの短編は写真で構成されるわけで、そこにいい具合に音が組み合わさる。カットとリズムという時間性、音色と写真の石が表す質感は叙情>>続きを読む

西陣(1961年製作の映画)

3.7

やっぱこういう工場シーンはカウリスマキ思い出しちゃうんすよねぇ(小並感)全体的にばちんと決める構図よりカメラ傾けて社会の歪さ、不気味さみたいなものが表現されていたかな。リズムよりの映像。

幸福の設計(1946年製作の映画)

3.9

製本、憂鬱に歩く足取りのリズム、鬱蒼とした感情で満たされた心が今にもガラスみたく割れてしまうかのようにピアノの高音が続き、それに別の音楽が重なり表現される心情の複雑さあたりはグッときた。
あと、殴り合
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エロス+虐殺(1970年製作の映画)

4.1

216分ロングバージョンみました。正直内容を理解したとは言えませんが、純粋にすごい、こんな映画が日本にあったのかと。歩いても歩いても近づけない、ふと振り返れば通った記憶のない道が広がる、まるで夢の世界>>続きを読む

Mの物語(2003年製作の映画)

3.9

結論から申しますと、何がしたいのかよく分からない映画でした。まぁ論理を超えてますな。
幻想的という点で雨月物語っぽいと言われればそうだけど全然違う気がする。出来事を映し出すのでなく空間内の一連の動きを
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結婚哲学(1924年製作の映画)

3.8

会話や空間移動でのカット割りが見事だった、リズミカル。トーキーだったら少々性急だろうけど。繰り返される伴奏が気になっちゃった。

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.0

言いたいことはわかるしホドロフスキーの作家性が存分に発揮されているが、わかりやすすぎないかこれ、自叙伝的な語り口だからってのもあるが。エル・トポやホーリー・マウンテンとはだいぶ違うように感じる。本当に>>続きを読む

プラハからのものがたり(1966年製作の映画)

3.3

前半はシュヴァンクマイエルのことがわかりいいが、後半は歴史・政治的な内容がどこまで連関があるのか怪しく退屈した。

アナザー・カインド・オブ・ラブ(1988年製作の映画)

3.8

口、おっぱい、脚、腕、人間らしい断片のアニメーションが多い。壁から脚が生えてくるシーンが見事でもしやとそんな世界を想像してしまう。

フローラ(1989年製作の映画)

3.4

アルチンボルドですね、シュヴァンクマイエル自身影響を受けたそうで

肉片の恋(1966年製作の映画)

3.7

手も足も頭もない肉片なのに、二つの肉片という関係性からどこか人間らしい動きに見え、パウダーは装飾にすら見える。小品だが面白い。

ワイズマンとのピクニック(1968年製作の映画)

3.6

人間の身体こそ描写していないが、洋服が動いていたり椅子の足が脚として機能したアニメーション。

石のゲーム(1965年製作の映画)

3.5

シュヴァンクマイエルの中では異質なものに思えた。石であるためかあまりに人間的(擬人的)な動きがない。そしてその中で持続を生み出そうとしてカットがもはや秒針に合わせるように重ねられている。

フード(1993年製作の映画)

3.8

食べ過ぎ、ただアニメーションにすればいいというよりこれは口という人間の機関を超えるよう拡張したもの。食べるという人間の行為はお金を入れてボタンを押したらものが出てくるのと変わらんかもな。

ヤン・シュワンクマイエル短篇集(1965年製作の映画)

4.0

楽しかった、またシュヴァンクマイエルについてしれた気がする。シュルレアリスム的動きとカット割、政治性。

私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.9

アルモドバルは2作しか見てなかったけど、これも物語で引き込んで置いてその解釈は観客に放り投げるテイストがある。しかし演技に頼るというよりは脚本が強い。それに加えて後半は回想ってか過去シーンがどどーんと>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.9

ホドロフスキーのトコピージャ(アマルコルドに似てる、お母さんの体型とか)
ある程度物語的に仕立てられているから一見見やすいがそれぞれのシーンはホドロフスキーの記憶が彼的に表現されたものでその作家性は驚
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.3

無理に理解しようとせず気楽に見ると全て可笑しい、かつ唯一無二。ホドロフスキーが宇宙人と言われても「あーわかる」みたいになること必至。

まずホドロフスキーが天才か変態か奇人かその全てか、またそのどれで
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アリス(1988年製作の映画)

4.0

ファンタジーからシュルレアリスムへ、シュヴァンクマイエルだ。(原作詳しく知らないから下手なこと言えないけどね)

あのアニメーションの根源はCGなどで再現するのでなくあえて現実世界の素材を元にしたアニ
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

ちょっとフランコ政権とかスペインの歴史わからんのでおそらく監督の意図が半分もわかってない。けどね、冒頭のエストレリャを写し部屋の外の出来事を音で表現するとか暗闇の中に浮かび上がる人物の美しさだとか、シ>>続きを読む

時はどこへ?(2017年製作の映画)

3.8

オムニバス5人ってことで光陰的故事的なノリでみだしたけど、それぞれ違った色と味わいを持っていた・時というテーマはなんとなくあるけど、それぞれ地域も全然違うから違って当然だ。

南アのがいいなと思った。
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モラン神父(1961年製作の映画)

4.0

レジスタンスで未亡人のバルニー。タバコ吸わないし拳銃も使わないしろくに走りもしないベルモンド演じる素晴らしきモラン神父。

モラン神父との議論を主旋律に、それを占領の状況や職場での出来事などの副旋律が
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シュヴァンクマイエルのキメラ的世界(2001年製作の映画)

3.8

シュヴァンクマイエル、バンザーイ!映画に関してというよりはシュヴァンクマイエルという芸術家の考えに触れるという感じ。
タイミング的にオテサーネクの話題が多かったのもあり、オテサーネクは見てからこれ見た
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復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

3.5

フィルムノワール、カメラワーク、ハリウッドの効率的語り、そんだけ。別に大して面白くないと思いますがなんか評価高いですね、謎だ。
死刑執行人もまた死すではああいう風に人々が動く行動原理みたいなものがわか
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.4

ヤッバイ、最高、シュールすぎて無性にテンション上がる(ホラー)映画。チェコ民話のオテサーネクを題材にした話だけど、民話を人が演じて狂気が宿り、そこに神(≒観客)の視点で進むアルジュビェトカ(女の子)の>>続きを読む

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.0

恐怖を前にただ絶望するでなく一縷の光を掴もうと、自らの自由を勝ち得るため闘う勇気、一矢報いるという意思、これでこそ人間だ。戦争というと銃撃戦やミサイル、航空機爆撃などの物的破壊が目に見えてわかりやすい>>続きを読む

ルナシー(2005年製作の映画)

4.1

めっちゃおもろい、思わず「なんなんだよww」と声を上げてしまうシーンがちらほら。よくこんなの撮ったなぁ笑

全体を通すと自由と管理、肉体と精神みたいな対比がテーマにあったのかな、いやそんなのどうでも良
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