Noirさんの映画レビュー・感想・評価

Noir

Noir

映画(942)
ドラマ(1)

四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

4.0

日本家屋いいな、最初の廊下や襖の間から覗くように人を映すのやっぱ良いな、他の部屋の様子と信介と袖子の床シーンのカットバックにしろ人力車の並走も終盤に走って戻る2人を正面から映すカットもいい感じ。
世間
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海へ行くつもりじゃなかった(2017年製作の映画)

4.5

普通に居そうな人たちなのにどこか非理性的な行動が連鎖的に起こる、現実感と非現実感のバランスが良い、面白い。
「川岸里菜」でググるとスナップ写真がたくさん出てくる、役者じゃない人であろうに役にハマってる
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

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原作の又吉の「好きな人が自分のことをいつまでも好きにならない関係が好き」というダイレクトな変態さが抜けて、定形的かつ素朴に"いい人"の存在を描いた作品だと思った。

一人称よりの視点で描かれるけどどこ
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

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小川淳也氏の32歳から49歳に至るまでの政治家としての活動はたいした成果のない失われた時間だったのだろうか。無論否。総理大臣までは依然として遠いし一部の人には悪夢の民主党政権というイメージを擦り付いて>>続きを読む

LETO -レト-(2018年製作の映画)

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テンションがあがって足でリズムを取りたくなってしまう。音響の良いホールに1桁人の観客で上映された。海辺で音楽してワーワー騒ぐのとても良い、見る人の夏の思い出や憧憬のイメージがモノクロの画面だからこそ投>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

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怖い、気持ち悪い。アメリカ式の自由主義資本主義とは強者にとっての自由でその実態はデジタル全体主義であり個々人の自由を担保するのはプライバシーなのである。監視されているとわかれば個人の行動は変容する、ま>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.2

出来事をつなげて物語の中に感情を生起させているというよりイメージの中にある身体から感情に繋がっていると思った。例えば、ウニの耳の下の病気やジスクの殴られた後、喧嘩して怪我して包帯を巻いた父の腕、そうい>>続きを読む

神曲(1991年製作の映画)

4.4

「キリスト教のこと何もわかりません」「ドストエフスキーって誰ですか?」って人にはあまりオススメできない映画かもしれない。「哲学者と預言者の議論が興味深かった」「マリアデメディロスが綺麗!」なんていうつ>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

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笑える人と笑えない人に分かれるかもしれん、とは言うものの流石に彼らの不運と勘違いがすぎるから笑ってしまった。

螺旋銀河(2014年製作の映画)

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ちょっと重力が弱い印象を受ける、話ができすぎてると言うかねぇ。でも嫌いでもないんです、むしろ要所要所で好きと言うか。
消極的な幸子と積極的に見える綾の友達がいないという共通点と自分の世界に閉じこもるか
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ファイナル・カット(2012年製作の映画)

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古今東西の映画のカットをつなげた恋愛映画、大変な労作だ。男と女という抽象化された概念がシーンを紡ぐ。男女が出会うシーンは男と女の顔の切り返しの連続となるが男1→女1→男1となることで目線が交わるはずが>>続きを読む

PASSION(2008年製作の映画)

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最初はまぁ普通な感じなんだけど途中から微妙な照明とかも気にならないくらい面白くなる。何かがわかりやすい出来事として起こるのでなく人と人との関係が劇的に変化する緊張感に惹きつけられた。

八月八日(2016年製作の映画)

3.5

佐知子っていうから君の鳥はうたえるの本読みかと思ったけど鉄平って誰やねん。石橋静河さん、あまり物語の設定がコテコテした役を見たことがないとはいえ、家の中で過ごす自然な感じとてもいい、普通にしててもカッ>>続きを読む

オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

4.0

みんながそんなに高評価する理由がピンとこない、美しいカットは確かにあった、全部美しくてよくわかんなくなっちゃったのか、あるいは見る目が悪くなったのか。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.4

限りなく人間的でありながら非人間的でもある宇宙人、これがとにかく面白いと思った。身体感覚で言えば「もうだめそうだぁ」って他人事のように死ぬ、概念が不足しているがゆえの行動のシュールさ、そしてその得体の>>続きを読む

ガンモ(1997年製作の映画)

-

感情がとても希薄。現実的で非現実的、ハリケーンで物質的にも精神的にも色々なものが飛んで行った異世界を観ているような感覚。

オアシス(2002年製作の映画)

4.2

コンジュが脳性麻痺で不自由だとかジョンドゥが家族から疎まれ警察のお世話になっているように社会から見れば不幸であるのと対照的に2人はそれぞれコンジュは空想の世界を、ジョンドゥは純粋さを携えエンジョイして>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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シンプルな画面だからこそ赤と緑のドレスが記憶に残る。実時間のように感じながらみてしまったからマリアンヌの視点でもう一度みたい。

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.9

博士と彼女のセオリーという邦題は、物理のセオリーが"普遍的なもの"ではなく"実験結果から暫定的に正しいとされるもの"であるように、二人の愛(=セオリー)が時間発展により変わることを意味してのものかな。>>続きを読む

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.5

僕も王国を築きたくなりました。

面白かった点は、台本読みが繰り返され、セリフ自体も少しずつ変わる中で、最初はセリフが自分のものになっていなかったがゆえの不自然さが解消されていく、役者の表情やカメラポ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

プロモーションはやりすぎだと思う。
ずっと明るくて広々とした場所で悲劇が起こるのが不思議な感覚だった。ディテールと伏線と視点が色々あって考察したくさせるかもしれないが映画として面白いかは微妙。

クローズ・アップ(1990年製作の映画)

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人は役割を与えられることでその役を演じている一方で無職のサブジアンはマフマルバフという他人を演じてしまった。それ願望やん。映画監督として振舞うことが気持ちよかったみたいに言っているけど普通そこまでしな>>続きを読む

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.4

全体的に薄っぺらさを感じた。どうするべきかはわかんないんだけどもうちょっと撮り方とか工夫できた気がする。
途中の青少年の今を考える市民講座で特になにも変わっていないことで少女を元気付けたそばから才能に
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

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これは現代日本の男社会を批判する作品なのだろうか。そう捉えれば、哲雄の内面的変化を描写するために都合よく描かれた周囲の存在が男社会の眼差しのように見えるが、監督インタビューではそういう意図は全く語られ>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.8

90分程度だから見はじめた、最後まで見た。続きが気になる撮り方。街から外れた七人の女性が暮らす女子寄宿学園に負傷した男(ジョン)が紛れ込む、そして彼女らは皆ジョンに近づこうとする。その様子は彼女らとジ>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.3

かなりリアリティを感じた、実際がどうかなんて知らないんだけど、侍が七人もいるとなると敵も含めて死の瞬間をあまり尺を使ってその死に悲しむ人との切り返しの会話だとかはなくてあっさりと死んでいくところに。>>続きを読む

失はれた地平線(1937年製作の映画)

3.6

雰囲気・世界観・美術はいい感じなんだけど、ちょっと冗長というのか緩急がイマイチというのか人物を出しすぎた感ある、この内容なら90分でいい、ただ90分にすると失はれてしまう味もある、かと言って130分は>>続きを読む

セオリー・オブ・アチーヴメント(1991年製作の映画)

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エリナ・レーヴェンソンの顔綺麗すぎる。室内での撮影がほとんどんだけに人の配置と動作がいい感じ。

卒業(1967年製作の映画)

4.3

とてもいい、アメリカンニューシネマカッケェ、時代の流れでクレイジーな人間に仕立ててしまいもやっとするとこもあるけど面白い。

山椒大夫(1954年製作の映画)

4.7

ゴダール「溝口の撮る映画には、その各瞬間、各ショットに詩があらわれる」(早稲田松竹に貼ってあった切り抜き記事より)
ワイ「何言ってんだこいつ」

普通の人ならそう思うように自分もそう思っていたが、この
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お遊さま(1951年製作の映画)

4.0

お静のほうが可愛いやんけ!!溝口健二は彼に自らの願望を託していたのだろうか。2カット目からパン(だったかな)してどんどん遠のいてく対象を斜めに上がりながらおさめるカメラすごい。終始フルショットというこ>>続きを読む

拳銃魔(1949年製作の映画)

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車と銃と男女で映画が成り立つことを示す映画の一つ。これはもちろん銃がキーとなっている。
銃と弾丸は離れられないと喩えられる二人の出会いから罪という消えない業を重ねていく中でどんどん後戻りできなくなって
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不審者(1951年製作の映画)

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映画内の人はウェブをある程度まともな人のように扱っているのに観客にはその異常性がちらちら見えていてどんどん明らかになっていく様が物語の展開と相まってスリリングだった。
ヌーヴェルヴァーグの人がフィルム
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