Mitsunoir

Mitsunoir

一般教養の講義で映画史を受けて古いのが好きになっちゃった大学生です〜
名作を狙ってるせいか、色々楽しめるせいか、平均は3.8ちょい上。脱構築!解釈様々!の域を超えてテキトーなこと言ってたらそれはすみません〜

LOVE SONG(1984年製作の映画)

3.5

目覚ましが生み出す持続感、いつ停めるのだろう、それが視線を逸らさせない。やっぱり演出がうまいんだなと思う。

男性・女性(1965年製作の映画)

4.2

またの題を「マルクスとコカコーラの子供たち」とも。
マルクスの子供であるポール(ジャンピエールレオ)が行う世論調査としてのインタビューを通して若者(子供たち)の姿が描写される。マルクス=教養や政治的思
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.0

フランスの首都圏整備計画に注目し、資本主義の病理を示し展開する断片的なシーンの中でゴリゴリ哲学的なことが話される。知るとは何か、存在とは何か、欲望における原因の不在、人間の世界とは、言葉とは、その表現>>続きを読む

桂子ですけど(1997年製作の映画)

4.0

見てよし聞いてよしの記録映画。
「いーち、にーぃ、さぁーん」って数えるのと「イチ、ニッ、サン」って数えるのでは時が流れるスピード感が違うように感じた。時が流れないと動かないし存在もしないのに、人は動か
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

シチズンフォーは以前みてて知ってました、あっちはリアル具合・緊張感で度肝抜かれる一方でこっちはスノーデンの人間性、使命を持って、命をかけて、行動したというのがかっちょええ。これをみてると権利が守られて>>続きを読む

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.7

静観してしまった感じ。ケネディ暗殺ののちを描くとな。普通の人間であれば悲嘆にくれるだとか憔悴しきるようにおかしくなりそうなものの、夫が死んで複雑な(便利な言葉)感情が渦巻く中で野心的におかしくなる様は>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.9

何が何だかよくわからないんですけど、この、大人でも子供でも自由でも不自由でもない中学生くらいのよくわからないあるいみ特殊な感覚がある。そんで台風来ないかなぁってね。わからなくもない。むしろ賛同する、あ>>続きを読む

家族の肖像(1974年製作の映画)

3.9

ヘルムート・バーガーが美しい☆最高☆みたいな映画かなぁ〜
家族と捉えれば許せるみたいなセリフがあったきがするんだけど、世代間格差というか感覚の違いみたいなものは常にあり続けるわけで、それを家族という概
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若者のすべて(1960年製作の映画)

3.8

長いなぁ、あんまり得意じゃない。とはいうものの、モノクロでいい感じになるショットはかっこいい。雑な言い方になるけど、都会は人もモノも誘惑が多すぎてどう転んでも良からぬことが避けがたい、そんなカオスを感>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.9

一家惨殺事件の被害者をその関係者が語る、それぞれの視点から。真実というか人の存在は一つのはずなのに、一貫した姿が浮かび上がるわけではなく、それぞれの視点を中心に、それがポジショントークになりながら、ピ>>続きを読む

しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.9

最初の入りが良い。ストーリー展開とか話の筋は新奇性のあるものではないが、描写がしっかりしてて地味に笑いがあり、林遣都の演技もよくて感情移入できる。個人的には冷蔵庫っていう典型さが好き。
ギンレイホール
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きみの声をとどけたい(2017年製作の映画)

3.5

祖父母の家が鎌倉にあり、お寺に下の(江)日ノ電走る道路とか鎌高の坂とか「あ!」ってなるシーンがいくつかあったり、ラジオ、キャラ絵、歌などはよかった。
しかし、脚本は難があると思う。つくる側の都合のいい
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海辺の生と死 (2017年製作の映画)

3.7

奄美という満島ひかりの故郷沖縄・奄美を舞台に自然音と(彼女いわく)今までより素に近い状態として表現された満島ひかりがよかった。つまり、満島ひかりに関しては満足〜
しかし、他はどうか、長すぎる。会話の間
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愛を語れば変態ですか(2015年製作の映画)

3.6

ドヴォルザークがイカしてる笑
愛は地域ごとに一元的な考えが広まっているように思われまして、つまり、ほとんど宗教だなぁと。んでそのドグマに則らないものは「変態」と言われる。タイトルを自分なりに翻訳すると
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.9

どこでもドア〜〜〜
分子レベルで分解して再構成する時に、自分という意識はどこに行ってしまうのか。他の人の中では彼らの認識としての自分が常に存在し続けるが、自分の中の自己認識は消えてしまうというのを考え
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.0

ロードムービーってなぜこうもリアル感があるのか、深い部分をえぐり出してくるのか。旅での出会いには何かがあるのではないかと思ってしまう。男二人に女が一人と車っていうシンプルな構成要素にグッとくる。

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座頭市物語(1962年製作の映画)

4.0

名作。静謐さと繊細さが心地よく溶け込んだモノクロの画面にヤクザの歪んだ感覚が混じりこみ、それを座頭市の道理が切り裂く。
よくあるヤクザ映画と物語の筋は似ている。しかし、これはヤクザの論理というか仁義か
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セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)

3.7

1981年の前作の雰囲気をしっかり残し、響くポイントを抑えてる感じの演出が良い。薬師丸ひろ子の見といてよかった。「カイ…カ・ン」ってセリフとアナーキー感が私は好きですんわぁ〜

とまぁ雰囲気は残ってい
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.8

「カイ…カ・ン」だとかブリッジしてる姿とかマリリンスカートとか、見ておいて損はないシーンがいくつかある。ちょいと長い感じある。本気のヤクザものに比べるとなんか緊張感がふわっとしてて、薬師丸ひろ子をみる>>続きを読む

アシク・ケリブ(1988年製作の映画)

3.8

色彩が豊かという感じではないけど、印象的。特に赤、自分の頭の中の概念的赤でなく、実存としてそこにある赤を示されたような感覚。音楽がbgmと重なって変な感じ。引き込まれるわけではないが、この世界観に唖然>>続きを読む

スラム砦の伝説(1984年製作の映画)

3.8

映画文法から逸脱していて自分にはまだちょい見辛い。シーンをカットに分割するなんてあんませず、動く絵画ですと言わんばかりに美しい引きのショットを打ち込んでくる。ロシアにはこんな映画があるのかと驚きを隠せ>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

3.9

疲れた、精神削られた。。。
塚本晋也監督は人を不快にさせる才に溢れているって感じで目を背けたくなる地獄絵図・音楽を断続的に組み合わせてくる。戦争という背景があり、人間としての尊厳を失った生き物を見たよ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

まさに沈黙。。。
この沈黙とはキリスト教徒にとっては、まさに矛盾であり不条理であり自らが信じる真理が剥ぎ取られた瞬間であり、より広い視点で見れば、神は死んだにも似ており合理主義哲学の夜明けとも取れる。
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

実話ってこんなもんなんだなって。
正直そんな面白くもないけどつまらないわけでもない。何かを強調しようとしないカメラのせいなのか、殺人もこの映画の中の流れでは重みがよくわからなくなる。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

非人間的で恐ろしいまでに合理的に残酷なマフィア、、、
マフィアは信頼関係というか人間関係を肝に食って行くが、普通は人間関係や働いてえる金銭を介して食って行くというのが違いでしょうかな。裏切り者は微笑み
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.1

ふと流れてきた記事で「Sergei Polunin, "Take Me to Church" by Hozier, Directed by David LaChapelle」の映像をみたことがセルゲイ>>続きを読む

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

4.0

こんな映画があったんですね、ジョルジュ・メリエスの数奇な人生を一人の少年を通して紐解く感じだったのですが、月世界旅行やラ・シオタ駅への列車の到着は引用だし、後者はオマージュシーンもありで、初期映画を多>>続きを読む

ぱいかじ南海作戦(2012年製作の映画)

3.7

ぱいかじだあ〜(ぱいかじが気になったら見るべし?)

ファンタジーでリアリティはそうでもないが想像してしまう、自分がいかにこの社会に囚われているかというのを感じて切なくなる。だって少なくとも週1は予定
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

"Choose Life"
あの時の記憶が蘇る〜の連続。前作のシーンも使われたりするし。まぁ超えはしなかったなっていうのが正直なところ。いやしかし、スパッドのキャラといいトイレ遭遇といいやっぱりどうし
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

スリルとともにどうしようもなく走り続ける快感。映像と話の勢いに引き込まれる、釘付けになる。モンタージュで第三の意味を付加するカットが挿入されるシーンがたまにあるけど、排水口にずずずぎゅーんと吸い込まれ>>続きを読む

大都会(1963年製作の映画)

4.0

「職が欲しいと人は臆病になる」いい言葉ですわ〜
男性社会的側面が色濃く描かれながらも無言のイエスで終始せず、肩寄せ合って、二人三脚で力強く生きようとする姿に勇気付けられる。
喫茶店での技巧ショットが良
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.9

心臓のドキドキ音が写真だけなのに動いてる感覚にさせる、フォトロマン。前提を与えずに突きつけられたあの世界、ラストでん?となって、少ししてあああとなる。うまく説明できないっすねこれは。

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.8

青春の不安定で揺れ動く実体のない色即是空的な感覚が良いです。
そう、この自由なひととき、この青春のときめき、ノスタルジ〜、ああ、これだから夏というのは嫌いになれないんだよ、いいですよねぇ。まぁ映画とし
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ジャンヌ・ダルク/I 戦闘 II 牢獄(1994年製作の映画)

4.1

日本配給権が切れるってことで行ってきましたオールナイト!
ドライヤーの裁かるゝジャンヌは鑑賞済みでして、それと比較するとこの映画は、ジャンヌが神のお告げを受けてから火刑に処せられるまでの壮大な叙事詩で
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.9

ブランデーを入れながら見たので、金にドラッグに女に狂ってる時の陶酔感を僅かながらに共有できたんじゃないかと感じた。にしてもえげつない人生ですわ。かなり濃密で2時間くらいたったかと思ったら1時間ちょいだ>>続きを読む

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

4.5

あああ、可愛いいいい、追いかけっこしてるザジが最高っす。チャップリン的なスピード感がコミカルさをくわえてるし、何より理屈屋で自由奔放でキュートなザジの笑顔にやられてまう。この笑顔こそ一生分の幸せ。>>続きを読む

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