Mitsunoirさんの映画レビュー・感想・評価

Mitsunoir

Mitsunoir

一般教養の講義で映画史を受けて古いのが好きになっちゃった大学生です〜
名作を狙ってるせいか、色々楽しめるせいか、平均は3.8ちょい上。脱構築!解釈様々!の域を超えてテキトーなこと言ってたらそれはすみません〜

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

冒頭から「映画が来た!映画だ!」って跳ねて喜び自分で椅子を場内に用意して映画見る子どもたちがいい。しかしこの映画の見所は、純粋無垢でありながら儚さを漂わせるアナの存在そのものではないか。
黄色い光が差
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

淡白で静かで映像的に調和がとれているが何もなく、そこにただ彼女の平凡な日常が生み出す狂気が炸裂し何も残らない、でも何かが残る。セリフも数えるほどしかなく抑制的で工場の中でマッチ箱が延々と流れるという単>>続きを読む

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

4.3

かなりの名作ではないか。15人のフランクで構成されるカラマリ・ユニオンが現代社会に不満を抱きエイラを目指す冒険活劇だが、振り返ってみるとエイラへの途上でフランクたちに起こる出来事が現代社会の有様を浮き>>続きを読む

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.1

冒頭の車の中でのカットの切り替わりで魅せられちゃいますなぁ。無表情で独白ナレーションが多いという点では田舎司祭の日記に近い感じがする。しかしこちらは非常に細部の描写にこだわりが感じられ部屋間のやりとり>>続きを読む

罪と罰(1983年製作の映画)

3.7

カウリスマキって有名っぽいよなってことで処女作を攻めてみました。原作は冒頭だけおぼろげに知ってるくらい、噛み砕いて変更してるっぽい。
カウリスマキがどんな監督かわかんないけど、冒頭の工場で加工して骨を
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(1960年製作の映画)

4.5

興奮して眠気のかけらもなかった!!穴という素晴らしい映画装置!!!

最初の方はダウン・バイ・ローでもこんな雰囲気あったかなぁとなんとなくみだしたけど、床板を外し外の音に合わせガンガンやるあの長回しか
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(1974年製作の映画)

3.9

まるで詩を読んでいるような、、、文章(話の筋)としてはよくわからないけど何か感じるものはあるみたいな、引き込まれるイメージがあった。ただ全体としてはいまいち腑に落ちなかった。また今度みよ。

サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

3.9

エル・トポはわかんなかったけどこれはわかった。メッセージ性のようなものはなんもわからんが、ただ純粋にホドロフスキーの映画表現を堪能できた。見所満載。
母親が腕なしセイントに対して狂信的であるのは、夫に
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新ドイツ零年(1991年製作の映画)

3.6

ロッセリーニのドイツ零年では、戦争の罪・貧窮が感じられた。そして、冷戦時代を経ての新しいドイツを最後のスパイを中心に描いた感じの映画。

会話が少なく独白や文字が多いのが孤独を感じさせもするが、いろい
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なにぬねののの(2012年製作の映画)

-

楽しい。笑。「ぬ」が踊る。
いい意味で一線を超える可笑しさがある。

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.1

形容のしかたがイマイチわからないんだけど、純粋なワレルカがばりばりフレームアウトして縦横無尽に駆け回るエネルギッシュ感が素晴らしいと感じた。宝石店でアップで映し出された目には恐ろしさを感じた。

そし
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.0

ガヤガヤした家族の愛憎模様、女が欲しいー!とか持ち上げたぞー!とか、筒でおしっこ偽装とか、色々阿保らしくも全てが愛おしい。フェリーニにとっては悲喜こもごもで「生」を感じるような一年だったのかもしれない>>続きを読む

白い決死隊(1954年製作の映画)

3.9

政治と戦争の時代を生きての処女長編。実話に基づいてナレーション入るという構成でありながら白く美しい雪山での冒険ロードムービー感が良かった。が、天才天才いわれる所以はわからんかった。

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.0

見終わって「ぐるぐるしてね?」「前半(理想)と後半(現実)は並列世界なのか?」「やっぱピートが思い込みなのか、あれでもなんか。。。」みたいに考えてよくわかんなくて、あの数メートル先しか見えないハイウェ>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.9

ペニーレインの必殺肩紐落とし!!飛行機のガタガタしながらいろんなことが噴出するシーン良い。胸を踊らせ何もつかめず空を切る、だけど、あとで振り返ってみればその手の中には何かがある、決して無意味なんかじゃ>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.8

ロードムービーだ、なんども同じロードにってのもある。結局人間はこの大地にへばりついた生き物でしかないんだなーそこに愛を知らぬ孤独が付かず離れずの距離である。
何かを求めさまようようなロードムービーらし
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男と女(1966年製作の映画)

4.7

ダバダバダ〜〜♪
言葉にならない想いを抱えて生きる二人。言葉にならない想い・出来事をその人の視点で回想的に語ってしまうのでなく、出来事としてあくまで客観的に見せる、圧倒的に言葉でなく身体や音の響き・リ
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ランデヴー(1976年製作の映画)

3.9

エンジン音と道路のライン、並木。朝っぱらに撮ったのかな、カメラの画角と視界の差分はあれど、見えない方にビュンビュン突き進むドキドキ感と唐突に終わる感じがたまらない。

「男と女」と繋げて考えると、これ
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.9

群像劇的な描写を音楽や踊りが貫き、話が進んでいく、脚本が見事だと思う。叙事詩ということで長さがありやっぱり感じさせられるものがある。特に退屈ではなかった(うとうとしてたけど)。
テキトウなこと言っちゃ
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ウィークエンド(1967年製作の映画)

4.0

ハチャメチャ感とその勢いと音と映像のつながりで生まれるリズムが楽しい。冒険劇みたいな感じも良い。
この映画ができたのはカリーナと別れてヴィアゼムスキーと結婚するくらいの年で、それまでは「女は女である」
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軽蔑(1963年製作の映画)

3.9

ブリジット・バルドーさんの素晴らしいお尻。かすかに残る紐パンの跡、そこから伸びるフォトショもびっくりな肢体(この時代に編集とかないよね)、必見ではある。
男と女がいて二人の関係がうまく行かない、その過
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.7

これはミスった、ドラマみずに臨み完敗。いやリンチの映画に解釈を試み、なにかわかろうとすることが間違いでなのかとも思う。

前に読んだリンチの瞑想の本読によれば、頭に浮かんできたもの、インスピレーション
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去年マリエンバートで(1960年製作の映画)

4.2

いやこれわかんなすぎでしょ笑 って素直に受け止めるところからスタートすれば、一貫した解釈を拒絶する時空間における人間の存在をそのまま映し出したって感じでしょうか。いやぁ恐ろしくわからないと同時に普通の>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.2

複合的で大きなテーマを扱っているからか、はたまた自分がそのテーマに対して一定の答えを見いだせていないからかはわからないけど、解釈の可能性が広かったように思える。加えてシュールさ加減がツボだった。権利章>>続きを読む

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.9

自分は勝ち組でも負け組でもなかったように思えるので共感度合いは50~60%。冒頭の軽快な入りからのリズム感よかったっす。彼女の子供の頃からの出来事を掻い摘みながら追って彼女という存在を網羅的に描いてい>>続きを読む

緋牡丹博徒 お命戴きます(1971年製作の映画)

3.8

7作目となるとなんかもうどんな展開になるんだろ〜っていう期待感は微塵もなくてただただのんびり見てしまう。とはいうもののおきまりの「娘〜盛りを〜」とか博打でイカサマ見破るのとかアクションシーンは楽しい。>>続きを読む

花様年華(かようねんか)(2000年製作の映画)

4.2

特に冒頭の方、めまぐるしく切り替わるカットで語られる引っ越し、それから数日の様子のリズム感はゴダールを思わせる節がある。そんな彼と彼女それぞれの生活が上がり調子でないことが隠しきれなくなり、なんだか寂>>続きを読む

皆殺しの天使(1962年製作の映画)

4.3

「パーティーのあと帰れない」ってだけの話なのに最高。ぐうおもろい笑 コメディとしても見れるけどシュルレアリスムとしてガツンときた。

人間は社会的存在で普通は理性で合理的に考えるから帰るんだけど、シュ
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.8

前半はクストリッツァらしさ溢れる愉快な展開とアヒルとかハヤブサ、ロバなどの動物にとどまらずちょうちょやテントウムシなどの虫までが活躍してるのがすごいっす(まだ2本しか見てないですが)

後半では川の中
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.0

クストリッツァの見所はbgmで流れるブラスバンド演奏と狂騒感、動物がなすハチャメチャという快感だと思った。

ブラスバンドはもうほとんど流れてるし、悲しい空気が流れてる所に明るい音楽流したりするから、
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

初めてのクストリッツァ、映画館行けなかったのでレンタル170minVer。
陽気でノリのいいブラスバンド演奏がすっごい印象的、【冷戦】での地下のシーンは狂騒的でよかった。水の中とかトンネル通ったり、他
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宇宙人ポール(2010年製作の映画)

3.7

アメリカのオタク文化がわかるともっと面白かったのかな。普通に笑えるところもあったからまぁまぁかな。いやしかし非常にアメリカン。
今度スタートレック見るかな、スターウォーズも見てないし。sf漬けやってみ
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吉原炎上(1987年製作の映画)

3.8

燃える原因といい燃えっぷりといい美しい。赤の使い方が素晴らしい。走って揺れるおっぱいも素晴らしい。資本主義でやりとりされる女という性、その性を垣間見た気がする。でもちょっと長い。途中で二度ほど「あきら>>続きを読む

メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

3.7

面白かった、どうしようもない下ネタ。恋愛話としてはまぁ対したこともないかな。キャメロンディアスとちょいちょい挿入されるネタが見所。

叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.1

自分が男だからかメッセージのようなものは受け取れなかったが、見事にキマった構図と美しい色彩、絶妙な機微も表現する演技で描かれた叫びとささやき、ぽっくりして彼女たちの内面がえぐりだされる様は波に飲まれる>>続きを読む

幕間(1924年製作の映画)

3.7

アヴァンギャルドー!
スローモーションとかディゾルブ、フィルム抜くとか色々あるけど、やっぱコースター&ディゾルブが走馬灯のようにうわああああっとくる感じがして良い。あと、人の走る様子、もしくはジャンプ
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