意外と評価が低いことにちょっとビックリ。面白い、つまらないは人それぞれだけど個人的には大満足な作品でした。
冒頭からすでに陰湿な雰囲気が漂い、この先何かヤバいことが起こりうるのをまだかまだかと身構えるように見てた。
主演の菅田将暉さん含む登場人物全員ぶっ飛んでる。ヤバい奴らのオールスター総出演みたいな感じでその狂気やスリルに満ちた雰囲気にとてもゾクゾクする。そして人怖要素満載。胸くそ映画とはまた少し異なるこのハラハラするような作風に最後まで病みつきになって見入っていた。
菅田将暉さんの人間としての無機質な感じも良かったけど窪田くんの役柄が個人的に一番良かった気がする。狂い具合がリアルと言うか自然体と言うかそんな姿さえもカッコよく見える。流石のお芝居、演技力と言ったところでしょうか。まあ全員それぞれぶっ飛び具合がハンパなかったんだけど。天音くんもなかなかの怪演だったし。古川琴音さんは役柄はまあ置いといて安定の可愛さでした。
転売屋、転売ヤーって聞けば下衆なイメージしか湧かないしやってることは人の道理に反して楽して金儲けしてるし、言わば因果応報ってことだけど、現実社会でもこんな人たちめちゃくちゃ存在してるんだろうね。怖い世の中だ。
結局何だったの？と言うようなかなりの消化不良を残しつつも作品としてはなかなか見応えありました。
