不気味な映画だなぁ
あまりネットでこれは怪しげ?と思うようなものを買ったことがないです。
転売ヤーって本当にいるのかな、きっといるんだろうなぁ、くらいの能天気さで生きてます。
菅田将暉演じる吉井は工場勤務の傍ら、ラーテルというハンドルネームで転売ヤーをしている。
高専の先輩窪田正孝演じる村岡に従順そうにしているが、心の中ではこうはなりたくないと軽蔑しているように見える。
吉井は恨みを買うことになり、命を狙われるようになる。
これは転売ヤーの吉井の物語というより、自分の不運の苛立ちを、吉井に向けて制裁を加えたい奴らが、自分の行いを正当化させようと簡単にネットで繋がり徒党を組んでしまうという狂気を描いているのか、と思う。
でもあの状況下でも、商品の売れ行きを気にする吉井もイかれたクズなのだ。
全員クズだってことだね。
でも一番印象に残ったのは、古川琴音ちゃん演じる秋子がラストの方で見せる凄まじい形相。
これは凄かった。