お母さんが何か話したがっていたのに、それを聞かないままなくなってしまうって、ただひたすら後悔でしかないだろうなぁ。
母親が自由死を選んでいたと知らされ、さらに一年眠っている間に、社会もAI化が進み勤務先は閉鎖され、ひたすら混乱する朔也。
平野啓一郎さんの小説にはハッとさせられることが多い。
VFとかリアルアバターとか、設定はもう少し科学が進んだ近未来だけど、結局は人間同士の心を描いている。
VFを作ったことで知らなくても良いことを知ってしまう朔也。それは本当なのかとまた苦悩する。
そして自分も本心を隠す朔也。
いいの?それで?
それが彩花のために良いと思ったんだよね。
池松壮亮の眼差しが印象的だった。
田中裕子のVF感が感じられる演技も良かった。
さすがだなぁと思いました。
仲野太賀は大好きだけど、私のイメージしていたイフィーさんとはちょっと配役が違うかなと思ってしまった。
三好彩花ももっと薄幸そうな人をイメージしていた。
この配役できたかー
そういうのも楽しいですよね