このレビューはネタバレを含みます
た たまんね〜ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
個人的に黒沢清監督作品の最高傑作は「CURE」だと思ってるんですがcloudは完全にCUREの系譜だった。嬉しすぎ!!!!
CUREは「悪魔が人間を誑かして一線を超えさせて地獄で人間を悪魔に作り変える」話だったけど、
cloudは「悪魔が悪魔の才覚がある人間のために地獄まで寄り添ってくれる」話だった。たまらん!
ただcloudは現実とファンタジーを同じリアリティラインでやってるからちょっと見てて混乱した(銃の入手難度のガバさとか)。その辺現実のリアリティラインのままでファンタジーを交差させるCUREの方が空気感は好きなんだけど黒沢監督の作家性が存分に感じられてかなり好きな雰囲気だった。
黒沢監督はメフィストフェレスに魂を売るファウストが好きすぎるだろ。私も好きです。悪魔はいつだって魂を売ってくれそうな脆く弱く悪性を抱える人間に献身的で甘い顔をするしいつだって天使みたいに優しいんだ。佐野くん…♡♡♡
本当に日本の監督で「悪魔の男と悪魔に地獄に引き摺り落とされる悪の才能がある男」を描かせたら右に出る者がいねえだろ。
黒沢監督!!!!地獄の男男作品をもっとたくさん撮ってください!!!!!!!!!!!!!!!!!(市町村)
多くを語らないのが逆に良かった。序盤の「なんスかこれ?一刻も早くこの転売屋が痛いめに遭ってくれないとやってらんないよ」というヘイトが終盤で「ウオ~~~~頑張れッ!!!」に一気に裏返って楽しかった。良くも悪くもオタク向け。そして私はオタクです。(ろう)