このレビューはネタバレを含みます
なんかもうずっと泣いてしまった
思い出してまた泣きそう
もともと原作のファンだったのでかなり期待値高かったけどはるかに上回ってきたなぁ。
二人で漫画を描く描写や京本が美大を目指すことにした理由がわかる描写が(より分かりやすく)増えていてとても良かった。
藤本タツキの絵がもともと映画ぽい綺麗な構図してるから、なんだかんだそれを繋げただけになるのではと思っていたが、それ以外にも風とか温度とか、すごく『空間』を感じた。
あと、漫画では全く気づけなかったのだけど藤野が雨の降る田んぼ道をスキップするシーンは、あれ卒業式のおめかしした格好だからなおさら素晴らしい描写なんですね。気づいてホワァ…!となった。
原作で読み取れなかった部分を理解することができて、その分魅せ場で数倍の感動をすることができた。
藤野の高慢さもストイックで努力家なところも子供らしい可愛らしさも、京本のキモさも純粋さも圧倒的画力もそれ故の恐さも、全部そのまんま伝わってきた！すごい！
一方で、一緒に見た友達は「原作と同じくらい感じ入るものがあったけど漫画を超えては来なかった」と言っていたので、これはそれぞれの認知特性によって評価が変わるんだろうなと思います。わたしは漫画より映像の方が読解が得意だからアニメの方が心に来ました。
でも、「(原作がある以上絶対に発生する)アニメ化しない方が良かった」みたいな声はほとんど上がらないんじゃないかなと思う。
そう思えるくらい、原作を削らず、より情緒的に大きな表現で見せてくれるアニメでした。
ありがとう…！！！
グッズ全部売り切れてて泣いた！！！
