このレビューはネタバレを含みます
ほとばしる衝動って感じ
なんかぶっとばされすぎて、一緒に見に行った友達とあんま喋らず帰った
映画を見てる途中は、藤野と京本さらには藤本タツキが天才すぎて、物語に自分が入り込めるところがないように思えた。けれども、誰の人生にも絶望はある。それが別れだったり、井の中の蛙と気づいた瞬間だったり、それぞれの人生に絶対ある。だから、作り手讃歌とか創作の素晴らしさはもちろんそうなんだけど、衝動や好きという気持ちが止まらなくて、そこで生まれる二人の関係がとてつもなく美しかった。そういう人間の素晴らしさというか、一生懸命生きることの美しさというか、映画館を出てそこに立ち返ったときに、単にクリエイターだけに刺さるものではない気がした。そうはいっても、好きだから書く、乗り越えるために書く、自分のためにとにかく書く。やっぱり創作ってそういうことだよな。
漫画を読んだときはそんなにくらった記憶はないけれども、とにかくいい映画だった。
畦道をスキップするシーンはマンガじゃ感じ取れなかった生の、動いてる感情が見れた。
人間のピュアな美しさがつまってた。
おうち買えちゃうよ