小さじ

ルックバックの小さじのネタバレレビュー・内容・結末

ルックバック(2024年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ルックバックをよんでないどころかチェンソーマンは何も知らない状態!友達の勧めで観た。

私は絵を描くタイプじゃないから画力の成長が努力のみなのか、才能も絡むのかは知らないけどどれだけ努力しても敵わない圧倒的な壁に挫折することって、誰でもあるしすごく生々しく描かれてるなと思った。自分の好きを投げ出させたような相手に物凄い尊敬の念を当てられて、私なら「あんたがそんなこと言うな!」って泣いちゃうだろうに、どうやって仲良くなったのかが省略されていたのは残念。それか小6ってそんなことは気にせずに仲良くなれる年齢だったのかなー。

藤野の部屋にバタフライエフェクトっぽいポスターがあって小ネタ仕込んでくるのいいなと思ったらなるほど〜…。
いくらifを想像しようが突如起こった事実は変えられない。受け入れるしかない。京本と紡いだ「絵を描く」ことを続けることしかできないし、そうしないといけない…って不条理さ、前に進むしかない強制ぽさすらある立ち直りが世には刺さるんだろうな。

通常声優が一番に流れるところ作画スタッフを先に流すところが、絵を描くことへの愛を感じた。
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