ルックバックのスコセッシフォールド全開のレビュー・感想・評価

『ルックバック』を推せる理由の一つ、藤野の4コマ漫画のクオリティの高さ。新聞掲載レベルの絵とオチの丁度良さに、魅了されるのも頷けちゃう。京本を感化し、外へ連れ出し、夜を共にするに至るまでのプロセスの説得力。そして小道具であっても魂を注入する、創作に対する最大級の敬意。さすが漫画家。

タツキ氏のDon't Look Back in Angerな人生観。自分は真逆の性格なので共感はできないはずだったが、SF的展開で彼女達の物語がすんと入ってきて、なんか泣いていた。