43(2024)
原作は読んでいて気になっていたが、劇場に行くタイミングを逃していた作品。
藤野や京本のように、あるいは原作者である藤本さんをはじめこの作品に携わっている多くのクリエイターの方々のように、私は作品を生み出すような仕事をしているわけではない。
それでもぐっと胸が熱くなり、涙が溢れてくるのを抑えられなかった。
彼女たちの表情も、時折入れ込まれるコミカルな漫画風の場面も、移り変わりゆく自然や空の色も、感情が色とりどりに彩られていく様も、美しいアニメーションならでは。
フィクションは、現実を超える力を持ちうる。そんな世界を信じていたい。