ふざけんな

エイリアン:ロムルスのふざけんなのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

・自分は過去6作を何度も繰り返し見たガチ派。『プロメテウス』『コヴェナント』とのつながりを感じさせつつもあの2作の哲学的世界とは完全に一線を画して、1作目と2作目のシンプルな恐怖、エンタメ性を色濃く表現している点が素晴らしかった。

・映画館ですさまじい爆音と共に鑑賞でき、価値ある映画時間を過ごすことができた。ちなみに、本作品は吹き替えで見るほうがいいような気がする。

・突っ込むのは野暮だけど、いくら無重力でヤツらの強酸を浮遊させたとしても、一滴も触れずにあそこを通り抜けるのはさすがに無理過ぎるよ。

・チェストバスターがやけに「よいしょ、よいしょ」って感じで出てくるのがかわいかった。これまでって、突如バキィ!バタバタ!ってもっと動的に生まれ出てくる印象だったから。

・アンディにきつく当たるビヨンがかなりむかつくキャラだったので、早よ惨殺されんかな(笑)と思っていたのだけど、サナギで変態中のエイリアンに電気棒をぶっ刺し、ピュッ…!ピュッ…!ピュッ…!て強酸をちょっとずつかけられながら死んでいくという、まあまあ悲惨な最期だったのでスッキリした。ピュッピュにはちょっと笑ったけど。あれは新しい死に方だったな。

・オフスプリング(ケイが産んだエイリアン)は明らかにエンジニアの特徴を持っているから、あの黒い液体にエンジニアのDNAが含まれていることを示唆しているよね。いやしかし、そもそも地球人はエンジニアのDNAから生まれているから、元々エンジニアのDNA自体はあるってことなのか?

・本当に集中してみられたし、息もつかせぬ展開で、見てよかったと大満足だから5を付けたいところだけれど、無重力浮遊強酸すり抜けのあり得なさと、最後の最後、オフスプリングを宇宙空間へ投げ出すくだりがどうも分かりにくくて残念だったのでちょっとだけ減点した。
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