このレビューはネタバレを含みます
1作目から20年後の設定?
ノストロモ号の残骸が漂う宙域から「何か」を回収したロムルス号が今回の舞台。
時間軸としては、1作目と2作目の間に入るらしい。
2〜4作目まではそれぞれ個性の強い監督さんたちの個性が強く出た作品だったが(敢えて重複表現してます)、今作では、全体のトーンを1作目のイメージを継承する事を意識していたように思える。
アッシュの再登場はストーリー上の必要性もあったろうが、1作目へのリスペクトを感じさせるし、撮影ショット等にもオマージュのようなカットが散見されて気持ち良い。
ただ、結局1作目同様船内でのエイリアンとの攻防に終始していて展開上の意外性は全く無い。
そして、最近の大作の流れ通りクリフハンガー要素が強過ぎて、登場人物たちがいつ死んでもおかしくない危機一髪の連続であり、正直飽きてくる。
「どうせ最後には、終わったと思わせて、また出てくるんでしょ。早く話を進めてくれないかなぁ」とか思ってしまった。
重力装置を活かしたアクション等の見所もあったが、全体的/結果的には、個性を打ち出した過去作を上回る印象は残せなかった。
ひょっとしたらシリーズ中、今作で初めて劇中で「ゼノモーフ」という名称が使われた?