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めまいのnewのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
3.8
かつて同僚を転落死させてしまったトラウマから極度の高所恐怖症を患う元刑事ジョンの前に、ある日旧友が現れる。昼間から夢遊病者のように不可解な行動を取る旧友の妻マドレイヌの調査を依頼され、ジョンは早速彼女の尾行を始める。そんなある日、彼の目前でマドレイヌは海に身を投げてしまい……。

ヒッチコックの代表作の一つ。
高所恐怖症の男の偏愛を描くサスペンス。
高所恐怖症の男の倒錯を、サイケデリックなアニメーションで表現されており、時代を感じさせられる演出ではあるが、不快感や不安感を煽る巧妙な映像表現は見事。
物語も一人の女性を覆う謎と、男の異常な偏愛の恐怖の2面を描いている。
前半と後半で物語のテイストと共に、主人公の性格も変わってしまうので、少し着いていけなくなってしまった部分もあったが、やはりヒッチコック作品。物語への没入感を高める作りにより、最後まで楽しむ事が出来た。
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