あしたか

めまいのあしたかのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
3.6
[あらすじ]
サスペンスの巨匠ヒッチコックの傑作。友人から妻の素行調査を頼まれた元刑事。人妻を尾行するうちに、その美しさの虜となり、不可解な行動に翻弄されていく(Netflixより抜粋)

[見所]
●不思議で美しい人妻
⇒毎日美術館に行き同じ肖像画をずっと見つめていたり、突然海に飛び込んだりする。何かに取り憑かれたように謎の行動をとり続けるが、なんと彼女にはその間の記憶がない。
超常現象ものなのかサイコサスペンスなのか、ジャンル読みがしにくい、先の気になるストーリー。


場面場面の光の扱いがとても繊細で綺麗。映像面でも古臭さを感じさせない点が傑作と言われる所以だと思う。
後半の種明かしには素直に驚いたし、その後のノンストップかつ変態的な展開も目が離せない。主人公がある女性を愛する女性に似せるために服装や髪型を思いのままにコントロールするくだりはかなり狂気を感じた。執着する気持ちはわかるけど、やはり最低。
肝心のラストはかなり唖然というか、「え、そんなんありかい」みたいなある意味衝撃のラスト(笑)これは人を選びそう。
修道女、突然現れて何てことしてくれたんだ。

高所恐怖症の主人公ということで、高所から下を見る演出が秀逸で画面越しでもヒエっとなってしまった。
あしたか

あしたか