アカウミガメ

めまいのアカウミガメのネタバレレビュー・内容・結末

めまい(1958年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

2020 8.1 1/101

うーん、やっぱりヒッチコックは天才エンターテイナーだしアーティストだし歴史に残る映画人だと思うけどちょっと苦手かも…と改めて自分の中でのポジションがさだまった映画になりました。

母親とか恋人とか自分にとって圧倒的な存在感をもつ女性との関係のなかで自身の内に怪物を秘めざるをえなくなった男性がぜんぜん関係ない金髪美女に執着して殺すことでその怪物性を完成させてしまうーー的な筋そのものにウワーーめんどくせええーーと思ってしまうので『サイコ』も『めまい』もなんか…なんか妙に小っ恥ずかしくてもぞもぞしちゃうのでした。被害に遭わされる側からしたら加害者の感傷とか知らねえよしかないだろうになあ…ってもっさりと思っちゃう感じがします。
喜劇だったらおもしろかったかも。

スコッティがみる悪魔の映像とか「マデリン」のふるまいはドラッグやPTSDのイメージがヒントになっているのかな。アニメーションのシーンは印象的でした。