土平木艮

アインシュタインと原爆の土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

●『ネトフリ観まくろう』期間。

●『オッペンハイマー(2023)』観る前に予習的に観てみた。76分と短いし。

●作中でのアインシュタインのセリフは、実際に本人が『話した』か『書いたか』したもの。

●76分のうち、50分は何だかEテレの番組っぽかった。アインシュタインの言ってるコトが難しすぎて理解できず、自宅で短めの作品を観てるのにも関わらず眠くなってしまう。
『時間が経つのが遅いな…』と、モニター内でアインシュタインの映画を観ながら、モニターのこっち側で『相対性理論』を実体験出来るというまさかの展開。

●残り25分辺りでアメリカに渡り、残り21分頃から『原爆』に密接に関わってくる。

●大統領に核開発を急がせる手紙を書いてるけど、マンハッタン計画自体からは外されてたってのは知らなかった。

●日本人記者の取材に『私は原子力の父ではない』『原子力は理論上だけの話だと思っていた』『私の時代に原子力が利用可能になるとは思っていなかった』と、言い訳めいたコトを言ってたのがチョット意外だった。
でもそこで『私は人生で1つ大きな過ちを犯した。ルーズベルト大統領宛の手紙に署名した』とも言っている。


●『人類の運命は私たちの倫理観の成長に懸かっている』『後世の皆さん、あなた方が私たちより正しく平和的で理性的になっていなかったら、悪魔に連れていかれる』って言葉が、彼の没後70年ほど経っても充分に『戒め』たり得るのが、ちょっと情けない。


●序盤は『髪の毛もじゃもじゃ』、原爆投下後の精神的に参ってるトコロでは『髪の毛くた〜』ってなってたので、『そんな形で心理描写するのか?』って思ったけど、実際の本人の写真を参考にして時代ごとに髪の様子も忠実に再現してた模様。



●原爆投下後の実際の『広島・長崎の街や被爆者の様子』を見せているので、その辺は誠実に作ってる感じがした。
土平木艮

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