これはエンニオ・モリコーネ特集として上映されていたんだけど、私はモリコーネの作品とは知らなかったものの、中学の時にヒットしていたジョーン・バエズの主題歌は、今でもさわりの部分なら歌えるほど好きな曲でしたね。
中学の時には、その主題歌に吊られて観に行って来たんだけど、当時はアナーキストという言葉すら知らなかったし、中学生には少し難しい内容だったと思う。
でも、今回あらためて観てみたら、アナーキストという字幕がついていた部分はradicalと言っていたように聞こえましたね。これは過激派と訳す方が自然で分かりやすいし、ちょっと不親切な字幕だったかなと思いました。
それでも、これは高校の世界史の授業にも取り上げられるような有名な冤罪事件の映画化だったようで、そういう時代背景が分かっている人にとっては、たしかにアナーキストの方が分かりやすかったのかも知れませんね。
今回50年以上ぶりぐらいに観てみたんだけど、そのわりには覚えているシーンも結構多かったし、たとえ話の内容は分からなくても、主演の2人の演技だけでも十分見応えのある作品でした。