この映画、性暴力の内容に加え、ICをつけなかったと炎上した作品でもあるので語るうえでは言葉を選ばないといけない気がしてちょっと考えてしまう。
面白かったか面白くなかったかで言えばダレる瞬間がなかったので面白かったのかもしれない。言えるのは絶対的に作るべき作品ではないとは言えないこと。
ちゃんと描きたかった事はわかるし、性の不条理の台詞はなかなか良いものがあった。
ただ、映像化だとどうしても不快なシーンがある事は間違いないので無理して観る映画ではない。
個人的には、ツッコミどころは多々あった。あんな異常者ではいつ殺されるかとも考えてしまうし、やっぱり1人で会いにいくべきではないし、いくらうちに秘めた快楽があったとしても怖いでしょ。その勇気は訴える為に使って欲しかった。
風間俊介の演技がザ、悪役だったのが気になって観てる方は思うほど恐怖を感じなかったけど、演じる奈緒は何度もそんなシーンがあるのは辛かったんだろうなと察した。
ちなみに、R15+できっちりヌードを出さないという不満のレビューを何処かで見たけど、こういう作品で脱がなくて正解と思う。充分伝わったので問題なし。