江戸時代末期、疱瘡(天然痘)を予防するための種痘(予防接種)を広めた福井藩の町医者、笠原良策の実話をベースにした映画。
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疱瘡の治療法を探して奔走すると思っていたら、予防法としては意外とあっさり見つかった。
それが西洋医学であるため、幕府に認めてもらうことが至難の業だった。
無理解な官僚や医者たちの嫌がらせにも諦めることなく、"名を求めず、利を求めず"市井の人々を助けようとする志が、やがて理解者を増やしていく。
それを支える妻もなかなかの凄腕でした😆
全編フィルム撮影で、少しざらっとした質感の映像が懐かしさを感じさせて、この映画の雰囲気にもとても合っていました。
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松坂桃李×芳根京子は「居眠り磐音」で悲恋の二人でしたが、今作で良い夫婦の姿が見られて良かった☺️