ロクデナシの父親に連れられて祖父が営む寺にやってきたかりんちゃんが見たのは、30歳を超え人語を話し、原付を乗り回す化け猫のあんずちゃんだった…というお話
何がどうというわけでもないのにすごくすごい良い
母親は亡くなっており、ロクデナシの父親は頼りにならなかった結果、誰にも頼らず誰にも甘えず小学生ながら自分ひとりで生きてやるんだという意思だけはもった口と態度の悪いかりんちゃんと、化け猫に片足を突っ込んでいるせいか幽霊や神の類とコミュニケーションをとることもできるのに自堕落で舐め腐っておっさんくささしかないあんずちゃん
めっちゃ好きなんだが？
なんだかんだ言っても寂しさは隠せず亡くなった母親に会いにあの世に行き、色々な偶然が重なって現世であの世の鬼たちと追いかけっこを繰り広げるかりんちゃんかわいいよう
というわけで泣くほどではなかったけどもめちゃくちゃ好きなお話でした
あと地獄の閻魔大王の声を宇野祥平がやっていたのもポイント
