教養太郎

化け猫あんずちゃんの教養太郎のレビュー・感想・評価

化け猫あんずちゃん(2024年製作の映画)
4.0
37歳の化け猫あんずちゃんと借金で父に置いてかれた女の子かりんの一夏。
大人の前ではいい子のかりんは、三年前に死んだ母の悲しみを抱えている。だらしない父は娘からお金を借りて、かりんを置いたまま東京に戻る。
貧乏神に連れられ地獄に行くと、死んだ母と出会い…

素晴らしいアニメーション。
今まで見た中で一番ロトスコ使いこなしているし、ロトスコである意味がある。
僕も化け猫だったらパチンコで負けても、立ちションしても許される愛らしい存在になれたのに。あんずちゃん羨ましい。

脇を固める、カエルや閻魔、ガキ二人もとても良い。生きたキャラクターという感じがする。

地獄から帰ってからのカーアクションは久々に楽しかった。
お母さんとの関係も素敵。かりんが逆上がりで出来ても褒めるのでは無く、私の方がすごい!って言うの、なんて素敵な関係なんだ。

哲也はくそなんだが、なんかああいう親父いいよな。僕も娘ができたら名前で呼んでほしい。


2025 31
教養太郎

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