思いがけぬ良作に出会いました！久々に終わった後も余韻に浸って最高だ。。。と思ってしまいました。
簡単な内容は、8歳の愛娘を何者かに惨殺された父親アルベール・バシュレは、偶然知り合った精神科医・新島小夜子の助けを借りながら、犯人を突き止めて復讐を果たすべく殺意を燃やしていた。やがて2人はとある財団の関係者たちを拉致し、次第に真相が明らかになっていくが。。。というような内容でした。
有効期限が近い映画チケットがあり、時間が合うのが今作しかなく、少しだけ気になっていたので観ることに。
個人的には上半期ベストの作品でした！ずっと不穏な雰囲気で、結局どうなるのかどういう関係でどういう人物なのかを考えるのが凄く楽しくて最高でした。黒沢監督の過去作でも感じましたが、圧倒される空気感が本当に素晴らしかったです。抜け出せず観入ってしまう感じが良かったです！
とにかく柴咲コウさんがエグいです。フランス語を流暢に話していて、なんの違和感もなく観ることができました。そして死んでいるようで死んでない不穏な目をしていて、今作の雰囲気とすごくマッチしていました。
話のあらすじがもう好みだったし、雰囲気の出し方といい全部が好みでした！次から次へと連鎖していく男たちも怪しいし、監禁する側も怪しい。誰もが怪しいし、疑い応えある関係性で最後までドキドキしながらも楽しく観れました！
黒沢清監督のセルフリメイクということで、前作も観たいと思います！
