とってもいいドキュメンタリーでした。
94歳になる長谷さんが若い頃は
同性愛者とは異常性欲や伝染病とか
言われて時代
そんな時代だったから
人に話す事なんてないし
誰かに相談する事もできず
思いを伝える事もせず
人に関わって生きる事を避けて
ずっと1人で生きてきたという。
ずっとずっと生きづらい世の中を
1人で頑張って生きてきたんだなぁ
そんな心の中を思うとずっと苦しかった。
若い頃に小説を書いたり
詩や短歌などを書いて
賞も取って出版もしたという。
きっと吐き出せない心の中の
葛藤とかを文学を通して
吐き出していたんだろうなぁ。
そして高齢になり
ケアマネージャーとして
出会った56歳の梅田さん
梅田さんもゲイでカミングアウトして
パートナーと一緒に暮らしている
そんな梅田さんと出会えて
「同じ悩みを持つ人と出会えた事
それは僕にとって奇跡やで」と
長谷さんは言ってた。
今はSNSなどもあり
同じ悩みを持つ人達と交流するって
当たり前みたいな時代だけど
長谷さんにしたら奇跡のような出来事。
梅田さんに出会えてホント良かった。
東京から会いに来てくれる
友だちもでき手紙のやり取りには
ほっこりした。
もっともっと世間が
性的マイノリティを理解し
分け隔たりない社会になればと
強く思いました。