薄

イカとクジラの薄のレビュー・感想・評価

イカとクジラ(2005年製作の映画)
2.9
離婚した夫婦(と子供)から家族としての繋がりも消えていくところを淡々と描いた話。

一応母親側の問題も掲示されるのだが、基本的には父親側(父親と長男)の瑕疵、と言うか人間として未熟なところが何度も強調される。そう意味では一本調子なんだけど、そこは様々なエピソード(大半は性的なもの)で盛り上げてラストに繋げる、と。

芯の部分よりその周りの装飾部分の描写の方が厚みがあってマリッジ・ストーリーの監督らしい作品だな、という感じ
薄