夫婦の離婚をめぐって、親に振り回される2人の息子の心情を描いたお話。
コメディって聞いてたのですが、シリアスな映画に思えました。
私も両親が幼いころに離婚しているので分かるのですが、離婚って本当は家族の問題なんですよね。
でも、当の離婚を決めた2人はそれが「夫婦の問題」だと思っていることが多い気がします。
子供たちからすれば、家族の問題なんだから、自分たちもその問題に関わっている気がして、「別れないでくれ!!」とも思うし、自分たちがどうにかすれば(本作の主人公は歌でしたが)、思いとどまってくれるのでは?と期待するわけです。
ただの男と女の感情のもつれで別れようとしている両親にとって子供たちなんてどうでもいいんですよね。だって、自分だちの問題なんですもの。子供は関係ないんですもの。
このやるせない感じが上手くにじみ出ていたように思います。
ただ、ちょっとだけ、退屈でしたね。人を選ぶ映画な気がします。