Tはっちょう

野生の島のロズのTはっちょうのネタバレレビュー・内容・結末

野生の島のロズ(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい。

・作画に感動
有機物を水彩画のようなタッチにして、ロズはお馴染みの3DCGアニメにして、性質でタッチを変えてる。不思議なバランスで感動

・プログラムとして「誰が購入したのですか?」と聞き続けてカスタマーを探す。
学習能力で言語を習得。

・ガンの子供を育てることになる。

・そこでネズミの母親が「7匹から6匹になったわ!」とか、キツネのあいつが卵取ったり食ったりしてるところで、この世界の自然の摂理のバランスが明らかになって、グッときた

・自然の摂理と擬人化のバランスが素晴らしい。食う食われるの関係性を消して崩さない。

・狐が親と子と色々あったんだろうというね。
「物語は嘘の親戚」

・食べる、泳ぐ、のところで両親の話
飛ぶと言う行為
ここで、ロズは飛べないって言う欠点が明らかになる。親が子を思い、滑走路を用意して、サンダーボルツにお願いするところ、ヤバい。子のためならなんだったってするんだ。という親心。一緒に走るところで泣けてくる。
個体のサイズとして小さくて、生きていけないかも?っていうところ。サンダーボルツが「大きさじゃない!」「美しいじゃないか!」「急旋回ができる!」って。

あっという間に渡りのくだりになって、ロズが追いかけるところでもって、号泣

・後半で共生、共存のテーマ
吹雪から助けるロズ。
部屋がパニックになる!いいですね!そこ!
狩る狩られるの関係性だから。その関係性は崩さないけれど、今は共存していこうよって!「ここにいる間は争わないで」「プログラムを超えて生きなきゃいけません」
本能=プログラムと置き換えてる。ロズ自身がそうだったから。
これはプログラムを価値観や固定概念とも置き換えることが出来る。

・外の世界では急旋回が生きてくる。素晴らしい。先頭を切るガン!

・最後、ガンを覚えてる件だけ、ちょっとファンタジーすぎる感はあるけれど。見えない心は何にでも