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The Visitor(原題)
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『The Visitor(原題)』に投稿された感想・評価

Stando
5.0
第33回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭にて鑑賞。

とにかく強烈だった。

出演者にはポルノ俳優やセクシュアル・アーティストが起用されており、性描写も非常に踏み込んだものになっている。映画館のスクリーンでここまで剥き出しの映像を観たのは初めてだった。

物語の根底にあるのは不法移民や階級社会への鋭い視線で、過激な表現も単なる刺激ではなく、作品の中でちゃんと意味を持っていた。

謎の男がある家庭へ入り込み、その存在によって少しずつ均衡が崩れていく展開も面白かった。観ているうちに、何が現実で何が幻想なのか分からなくなってくる。

アートとポルノ、政治と風刺、その境界線が曖昧になっていく感覚が独特だった。好き嫌いはかなり分かれると思う。それでも、こういう作品に出会えるから映画祭通いはやめられないなと思わされた。

備考:
7月11日に東京ウィメンズプラザホールで再上映があるそうなので、気になっている人はぜひ劇場で体験してほしい。
2.5
【トランクから生まれた黒人はうんこを振る舞う】
動画版▽
https://www.youtube.com/watch?v=GTuIPwUEqJs

ジョン・ウォーターズが絶賛した『Saint-Narcisse』のブルース・ラ・ブルース新作はピエル・パオロ・パゾリーニの名作にして家侵入ものの代表作『テオレマ』をリメイクした作品である。とはいってもポルノグラフィックな作品を得意とするブルース・ラ・ブルースの手にかかるとギャスパー・ノエもびっくりなえげつない内容となっている。今回は実際に観たレポートを書いていく。

海岸でホームレスがトランクを拾う。恐る恐る開けると、中から素っ裸の黒人が現れ、自らの肉体を鼓舞しながら迫りくる。映画は4分割のスプリットスクリーンで、もごもご動くトランクを捉え、今回のターゲットであるブルジョワジーの家にフォーカスが当たる。

本編が始まると、黒人はブルジョワジーの家のキッチンで放尿を始める。そして、お皿の上にうんこをし、住民たちに振る舞う。住民たちは、鼻を押さえながら下品に嗜むと、映画はサイケデリックな色彩の中、まるでギャスパー・ノエ映画のように文字テロップを挟み、強烈なセックスを始めるのである。そして、登場人物は『テオレマ』同様、それぞれに異常が発生し始める。

映像表現としては4分割カラースプリットスクリーンの演出や文字アートがカッコよく感じるも、セックスシーンが非常にくどく、胃もたれする内容である。ただ、ジョン・ウォーターズは今年のベストテンに入れる可能性が高い作品のように感じた。日本公開は.....難しいんじゃないかな?
bc
4.7
最高!絶対に(無理だと思うけど)日本公開してほしい!
どんなバカにでもわかる『テオレマ』のリメイクだが、いわゆるドパガキも大満足のバキバキ演出で反体制で挑発してくる最高の映画。Colonize the colonizer!!!