4K版が午前十時の映画祭枠で上映していると知り、急遽劇場へ。
有名作だけど、観たのは初めて。結論から言うと、観て良かった。楽しい気持ちになれる素敵な作品だった。
お金持ちの男性ばかりを狙っている女性・ホリーと、売れない小説家・ポールの恋。
ホリーを演じるオードリー・ヘップバーンがとにかく美しい。ホリーは天真爛漫でかなりポールを振り回すし、大分身勝手なところがあるんだけど、それも許してしまいたくなるような抜群の愛嬌に溢れている。
同じオードリー主演作の「マイフェアレディ」「パリの恋人」あたりのヒロインより、自分の意志で自由に生きてるホリーは個人的にはずっと魅力的に感じた。
鑑賞中はずっとポールの気持ちになってて常に「振り回さないで~!でもそこが好き!可愛い!」みたいなテンションだった笑
最初の方に出てきたベッドでポールに寄り掛かって「ちょっと寝かせて」のシーン、いやこれは惚れてまうやろ!って感じだった。ここも既にポールに気持ちが憑依してたので、俺は裸やぞホリー...でも可愛いな...みたいな気持ちだった。
お洒落でファッショナブルなシーンが沢山出てくる作品だけど、二人でデートするシーンは可愛らしくて良い。二人でティファニーへ行って指輪に言葉を彫ろう!のくだりも可愛らしい。
実際にいたら大変だろうけど、物語の登場人物としてはこういう女性大好き。だけどジェンダー問題か、はたまたこのテの女性を可愛く仕上げるのが難しいからか最近はあまり見かけない気がする。
本作もオードリーだからこそ成立しているのかも...。
散々振り回してドキドキ感を味わわせた挙げ句、自分のところに来てくれるのだから夢のような話。
ロマンチックなラストシーンも好き。
好きしか書いてないけど、自分の中ではそれ以外に表現しようのない作品。