ミシンそば

好きでも嫌いなあまのじゃくのミシンそばのレビュー・感想・評価

3.5
散々言われまくってるけど、話の展開は既視感があって新鮮味はない。
でも平成一桁のオッサンはやっぱりこういうボーイミーツガール系には弱いなぁ。
(設定のふんわり感だけは若干納得いかないけど)。

自分の本音を隠して、他人の頼みを断れないタチな主人公が、鬼の世界からやってきた少女と出逢って一夏の小冒険をする(別に夏休みではないっぽいが)と言うお話。
水まわりの表現はともかく、話の流れはやっぱり使い古されている、でも腐すほどでもない。
少しでも前を向いて、自分の本音を相手にぶつけることが大事だってことだけは伝わったし、それをしないといつか限界がくるぞってこともまた伝わる。
終盤のあるシーンはジブリや新海と言うより「キングゲイナー」っぽかった。

それはそれとして、御前の側近っぽい、人妻って感じの妙な色気のある鬼の人、好みです。