このレビューはネタバレを含みます
8/30山形フォーラムで「骨を掘る男」を観てきました。
沖縄戦の戦没者の遺骨を収集してきた人のドキュメンタリーでしたが、最初思っていた反戦を声高に語るものかと思っていましたが、慰霊と祈りの映画でした。主人公の具志堅隆松という人が「観念的慰霊」ではなく「行動的慰霊」という言葉を使っていますが、異例とは何かを考えさせられました。また遺骨収集の場面を見ながら前に見たテレビドラマで3.11で行方不明になった人の遺骨を見つけようとする人が描かれていたことを思い出してしまいました。最後「平和の礎」の全ての名前を読み上げるところはとても心に沁みました。「最大の慰霊は二度と戦争をしないこと」という言葉を噛み締めてこの映画を見終わりました。