課長とヒロシ

ジョン・カーターの課長とヒロシのレビュー・感想・評価

ジョン・カーター(2012年製作の映画)
3.6
課長(以下課):2012年のテイラー・キッチュほどツイてない俳優も珍しいよな

ヒロシ(以下ヒ):まあキッチュさんが悪いわけでもないですけどねー(笑)ユニバーサル映画100周年記念映画『バトルシップ』とディズニー生誕110周年記念映画の本作に主演して、両作品とも興行収入的に大失敗し巨額な損失を出しちゃいました

課:2億ドルの製作費をかけて北米で6500万ドルしか稼げなかった『バトルシップ』(全世界では3億ドル)、2億5千万ドルかけて全世界で2億8千万ドルに留まった本作と、同じ年にここまで盛大に失敗した映画に両方とも主演してるってのはある意味「奇跡」だよな。

ヒ:笑笑 加えてこの年はオリバー・ストーン監督の『野蛮な奴ら/SAVAGES』にも主演しましたが、こちらも微妙な評価に終わりました

課:まあ、ここまでマイナスイメージがつくとなかなか浮かび上がれないもんだが、その後『オンリー・ザ・ブレイブ』、『21ブリッジ』など、そこそこ活躍してるのは何よりだ!、、、ということで本作だが、結論から言うと「そこまで悪くない」って印象だな

ヒ:大ベストセラーになったエドガー・ライス・バロウズさんの「火星シリーズ」第1作目の「火星のプリンセス」を原作に、『ウォーリー』、『ファインディング・ニモ』で2度アカデミー賞を受賞したアンドリュー・スタントンさんの初実写監督ということで製作された本作ですが、美しいCG映像と良質なアクション、重厚な物語は十分に大作と言えるレベルにあると思いますね

課:まあ原作は1917年ということで、火星に文明があるって設定が今で言うと科学考証的にナンセンスに聞こえるっていうとこと、ディズニー作品らしい安直さというか、シリアスに寄せすぎないあたりが子供向けに受け取られたかな

ヒ:んー、まあ確かにご都合主義的なところはありますが、ディズニーの監修した『スター・ウォーズ新3部作』もそんなに変わらない気がするんですけどねー(笑笑)そろそろ禊ぎも済んだ頃ですし、続編行っても良いんじゃないかなと思います!ディズニーさんもスター・ウォーズばっか作ってないで考えてほしいですねー

ストーリー 4
キャラクター3
世界観   4
演出・映像 4
音楽    3
スティーブに捧ぐ!度99
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