原作が大好きで公開当時も映画館で観たいと思ってたけどタイミングが合わず。ようやく観れた。いやぁ痺れた…。原作の密度に敵わないのは映画の尺上仕方がないとして、それ以上に漫画では表現し切れない何かを見事に描き切っていた。実写ならでは映画だからこそ出来る形でブルーピリオドという作品の熱量が乗っかってた。
世間一般にクリエイターと呼ばれる人は例外なく皆こうやって作品を生み出しているんだなと。ひとりひとり異なる視点があって、でもそれを自ら見出すことは簡単ではなくて。ただひたすらに己と向き合い続けることでしかそれは見えてこない。原作もそうだったがこの映画を観て改めて強く啓発された。俺も負けてられないって素直に思えた。
ティーンの全身全霊で打ち込む姿に心打たれるようになったのは自分が歳を重ねたからかな。何かに命を燃やす姿は美しいね。あと親子愛のシーンには思わず涙しちゃったな。こういうのにも年々弱くなってきたなぁ…と思う、大切だと思ってるからこそだろうね。