創作活動の魔に取り込まれる女の話。ラストは何やねんこれ？肉アニメならシュヴァンクマイエルで間に合ってるよ。
アニメーション作家の母の手足となり作品を「共同制作」するも母が脳卒中で入院のち他界。一人でなかなか作業か進まない中、露骨に怪しい奔放な少女と出会う。明らかに本人にしか見えていないインナーチャイルド…母の抑圧に従わない行儀の悪さ、彼女の本質部分としてのそれ。少女の導きに従ったり反発しつつ、コントロールし完成できるのか？全ては曖昧なまま。内省的作風で、自分探しを続けると怖い魔、死そのものと出会ってしまうみたいな感じ。
かなりの腐臭がしてるはずなんだが、もしくは乾燥してるからミイラ化でもしてるのか？彼氏優しすぎるだろ。アート志向なようで大して逸脱のない型通りの狂気はボンクラ感あるという意味で二重に悲劇的な結末だった。
