一応ゲーム原作で「子ども向け」であることを頭の片隅に入れておくと、とびきり面白い１０９分になる！ゲームとしての「ソニック」は友人の家で少しやった位の知識なので、まあほとんどゼロに近い。尚、このシリーズは本作が初見。
ほとんど「ドラゴンボール」な超音速アクションはさすがの見応え。TOKYO MISSIONは冒頭だけなんだが、何故か多国籍で程よく「理解のある」トンチキジャパンの東京湾に渋谷交差点に新宿、スカイツリーでのアクションは大変楽しい。「AKIRA」なバイクアクション、謎のゆるキャラカフェなど、まあよくわかっている人間の犯行。ジャパンカルチャー受容の現在地として興味深い。
「スター・ウォーズ」や「ガンダム」では宇宙空間での爆発音は許せても、本作のように普通に会話するのはどうしても引っかかってしまった。これもまあゲームに準拠してますと言われたらそこまでですが…。
それでもまあジム・キャリーである。久々にみるというのもあるが、一々なんてことないポーズや仕草のコミカルさに笑いを通り越して感動すらしてしまう。ダンス最高だったな。テーマ的な突き詰めはしっかりしているので、描写と展開のツッコミどころは些事として扱って良いと思う。ソニック、テイルズ、ナックルズのわちゃわちゃ感！
