くう

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのくうのレビュー・感想・評価

4.3
韓国がMOONに降り立った映画を見た後に見る、現実に降り立っているアメリカのMOON

…と言ってもこっちも現実をそのまま描いているわけではなく、人類初の有人月面着陸したアポロ11号にまつわる「それぞれの仕事」をする人たちの話。


過去の失敗のトラウマを乗り越えて関わった人たち全ての無念と希望を背負って働く開発責任者。とにかくソ連に勝ちたい国家関係者。アポロ計画を国民全体で盛り上げるためのPR担当者。


時代は1969年。アメリカはソ連と冷戦状態。ベトナム戦争の真っただ中であり、アポロ計画も国民の気持ちを統一化するための事業の一環であることがよく分かる。


「あの」セット撮影はシーンは本当に面白かった。違う意味での緊張感と脱力感(笑)


スカヨハちゃんの華やかさと美しさが政府から依頼された謎のPR担当にピッタリだった。


変わった視点でのアポロ物語、マスコミ物語。
くう

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