トールキン

明日を綴る写真館のトールキンのレビュー・感想・評価

明日を綴る写真館(2024年製作の映画)
4.1
軽い気持ちで見てみたけど個人的に当たりな作品でめちゃくちゃ好きなやつでした。ところどころちょっと雑な演出と言うか違和感を覚えるシーンとかあったけど、それを抜きにしても映画としては個人的にめちゃくちゃ響くものがあった。微妙という意見もけっこう見られて、おそらくだけどちょっと否定派か、めちゃくちゃ好きかのどちらかに分かれそう。

いちいち感情を揺さぶってくるかのように人の温かさや優しさがめちゃくちゃ伝わってきてずっと涙腺ゆるゆるだった。こういう系統の映画にホント弱い。けど大好きな部類。ラストはずっと涙を流しながら見てた。みんな楽しそうで幸せそうで、見ているこちらにも幸せのお裾分けのような、そんな気持ちになれた。

個人的に全然初心者でかじった程度だけどカメラで写真を撮るのが好きなので「写真を撮る」ということがどういうものかちょっと勉強になった気がする。
写真って自然と無くならない限り永遠に形として残るものだし、あればあるほどその分思い出として残るしとても素敵なことである。

御年80歳で初主演の平泉成さん。寡黙で職人気質かのような役柄が自然体な感じで良かった。カメラのファインダーを見つめ無我夢中にシャッターを押す姿に引き込まれる。
Aぇ!group ←このグループの読み方をマジで最近知った笑笑。メンバーの佐野くんの役どころも良かった。この方の役者としてのキャリアは知らないけどお芝居もなかなか良かったと思う。 
さらに、ほんの数分ながらも特別出演としての豪華俳優陣の出演も見応えあった。
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