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教皇選挙のZurichのレビュー・感想・評価

教皇選挙(2024年製作の映画)
3.0
基本的に、コンクラーベの開始から決着までだけが描かれているが、選挙権者兼被選挙権者である枢機卿たちの権力争いが、極めて高い緊張感をもって描写される。有力候補たちが次々と脱落するなか、意外な人物が当選する(が、映画慣れしてる人なら最初から予想できると思う)。
しかしその人物も、当選後に驚くべき秘密が判明するのだが、そのまま教皇に就任することになる・・・んだが、その秘密、あまりに無理がないか?自分の意思で「そうなった」のなら、既存の教皇権力に対する捨て身の抵抗とも言えるが、どうもそうではなく、本人もたまたま気づいた模様で、ちょうどいいから、これ、利用しちゃおう!みたいにも見える。
ところで、アカデミー賞ノミネートのイザベラ・ロッセリーニ、ほんの数分の登場かつ、セリフはごく少量ながら、強烈な存在感あり。
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