めちゃめちゃ濃密で充実した作品でした。どのシーンを切り取っても絵になるし、ミステリーとして極上でした。
簡単な内容は、全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする。票が割れる中、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていく。選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿は、バチカンを震撼させるある秘密を知ることとなる。。。というような内容でした。
アカデミーでもたくさんノミネートされ、脚色賞を受賞した今作。元々楽しみにしていましたが、公開されてからの評判があまりにも高すぎて余計楽しみになり観ることに。
オープニングのタイトル出しから完全に心を掴まれたまま、バイオリンの演奏で雰囲気を掻き立てていき、その勢いのまま極上のミステリーが繰り広げられました。
どのシーンを切り取っても素晴らしいくらいのカットばかりで、雰囲気だけでも素晴らしかったです。建造物の雰囲気やデザイン、洋服の色遣い、人の立ち位置全てが考えられて撮影されていてとても良かったです。
そして内容も圧倒でした。癖だらけの枢機卿から繰り広げられる物語とじわじわと進んでいくミステリーがとても合っていました。そこに関わってくるシスターとの関係など見どころはたくさんでした。そしてラストに進むにつれて、どうなっていくのか、息をするのを忘れてしまうほどの面白さでした。
今年のベストに入れたい作品でした。アカデミー賞でも脚色賞を受賞した理由も分かりますし、それ以上に主演男優賞や他の賞も受賞して欲しかったと思いました。