Azmin

教皇選挙のAzminのレビュー・感想・評価

教皇選挙(2024年製作の映画)
4.1
新ローマ教皇誕生のお話、勝手に難しそうなイメージを持ってましたが、いやぁ良かったー!

コンクラーベが始まり終わるまでの緊迫の時間。
ちょっと退屈するかなと軽く見ていた私が甘かった。
これはなかなか極上のサスペンス劇場です。

またキャストもいい。
コンクラーベの進行を任されるローレンス枢機卿を演じたレイフ・ファインズ。
上手い人なのは重々承知だけど、大変な任務を遂行しながら垣間見える、悩める人間臭い部分に吸い込まれました~。
脇を固めるスタンリー・トゥッチやジョン・リスゴー、それに久々に見たイザベラ・ロッセリーニも深みを増し作品に重厚感を加えていましたねぇ。

後半の展開は目が離せないし、クライマックスで極秘にわかる驚愕の事実。
これは相当意外、個人的に深く静かにやられました。
だってよりによってカトリック教会の物語だからなぁ。
でも、だからこそ面白い。

これがオスカー取っても良かったのでは?音楽も含め、あらゆる点で良かったです。
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