重厚な史劇かと思いきや、現代的なエンタメでしたね。
名前呼びと名字呼びの混在で、前半ちょっとだけ『それ、誰だっけ…?』と混乱したけど、覚えておくべき人物は10人に満たなかったし、ハンターハンター・選挙編でのパリストンの画策よりは、話の把握は易しかった…と思う。
キャリーケース・スマホ・タバコで『我々とは別世界の話なのかなー…』という先入観は早々に取っ払われ、水面下での思惑も、
「この人が良いんだけど、厳しそうだなー…」
「最悪アイツじゃなければ、まぁコイツでもいいか…」
「えぇ〜、このタイミングでぇ…!?」
「ダメだよ、組織全体のイメージに関わってくるんだからさぁ!」
「つーかオメー、自分がなる気はないの?」
「いや、それは荷が重いから…」
…等々、“分かる・知ってる”心情ばかり。最後のどんでん返しも個人的には「現代的・政治的問いかけ」…と言うよりは「エンタメとしての(サプライズ)」に映りました。
…ところで「デカいライバルが退場しても、増えないベリーニ票」という点が、全然その意図はなかったけれど、意地悪なコメディにちょっとだけ見えちゃいまして…w
『この中でだったら、まぁ俺の人気・実力、トップ3…とまではいかなくても、5〜6番目くらいは堅いっしょ』…で、蓋を開けたら『えっ? アレ? あっ、俺、こんなもんでしたか…あー…』みたいな経験に、身に覚えがあるとさー…w