全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者にして、バチカン市国の元首であるローマ教皇が死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿(レイフ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ローマ教皇が逝去し、次の教皇を決めるべく選挙(コンクラーベ)が開幕する。
自分が次の教皇になろうと、おじさん達が裏で根を回したり嫌味を言ったりする映画。
主人公のローレンスは謙虚で善人でしっかりし…
どこの世界も一緒だな
何歳になっても野心は消えない、というより歳を取れば取るほど増すものなのか?老人たちが派閥を作り取り仕切る様は、まさに人間だもの…。様々な思いが渦巻くコンクラーベの中心となるレイ…
閉ざされた選挙の空気の中で、枢機卿たちの葛藤や欲望が浮かび上がる。
欲に溺れる者の仮面が剥がれていく過程は、人間の弱さと権威の危うさを同時に映し出している。
教皇という存在が果たすべき役割は何か、…