ジョン・ガリアーノ本人が過去を語る。
代表的なコレクションの映像や、華やかな友人らのインタビューと共に、彼の学生時代からファッション業界での成功、最悪の不祥事、マルジェラでのカムバックまでが描かれているドキュメンタリー。
ケイト・モスやLVMHのアルノーさん、アナ・ウィンターも出てくる。
皆んなバッチバチにカッコいい。
ジョン・ガリアーノ本人もホロコースト絡みのレイシズム発言さえなければ、実に表情豊かで朗らかな魅力ある人間であることがわかる。
問題発言の全てを酒や薬のせいにするのは違うだろうとは思うが、背負っているブランドの価値や関わる資本が大き過ぎる。本人も周りもそういうストーリーを演じる他なかったのかと。
中学生の頃、ジョン・ガリアーノの新聞紙柄の下着やTシャツを背伸びして買った思い出のある40代には、煌びやかで懐かしい時代のランウェイのファッションが観られてとても楽しかった。