たなか

シャイニングのたなかのネタバレレビュー・内容・結末

シャイニング(1980年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

見よう見ようと思ってきた名作をついに鑑賞。

洋画を見ていると必修のように感じるので、さぞかし怖いのだろうと思っていたが、恐ろしいシーンは全てミーム化されているので期待したほど怖がれなかった。残念。
でもこれは後年に生まれた者の宿命というか、ある程度クラシックな名作には少なからず感じることなので仕方がない。

正直にいうとハロランさんが一撃死したシーンに1番驚いた。
原作との乖離があってキングには批判されているという事実は知っていたが、好きなキャラクターだったので、雪上車運搬係として使い捨てられたのはがっかりしょんぼりという感じだった。
その後ホテルが爆発炎上しなかったのは爆発好きとしては残念だが、映画の雰囲気的に妥当であろう。
じわじわ恐ろしいホラーより拳で解決超能力バトルのような物語の方が好きなので、どちらかといえば原作の方が好きだった。

名作と称されるだけあって、クローズド・サークルで家族が狂っていく様を描く映画としては非常によくできていると思う。
私も世代に生まれていればもっと衝撃を受けて恐ろしがれたと思うと少し残念だが、これからはシャイニングの引用を見たら「おっ!シャイニングだな。私は見たので知っているぞ」と思えるので見た価値は十分にあると感じている。
たなか

たなか