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シャイニングのkikuのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
5.0
シャイニング(1980)
「映画ファンなら必ず観ろ枠」で、今更自分が何を言えばいいのか?
初めて観たんだからしゃーない。
面白かったです。
只、なんで原作者のスティーブン・キングが酷評したのが、解らなかった。全然いいじゃん
主人公はダニーだと思った。原作を読んでないし、映画の足りない所は解らないけど、息子が見たホテルの闇とか、闇を感じ取る能力、逃げる時も彼の機転で上手く行ったり。この子の目がいい。
あと、シェリー・デュヴァルの顔。あの顔を撮りたいからキューブリックにとことん追い詰められたという話は聞いてて、でもあの演技が出来るのは、いい女優だからだと思うし、あの怖がり方だから、ジャック・ニコルソンが生きると思う。
ジャック・ニコルソンは、なんか様式美というか歌舞伎の様な印象。笑ってるけど目が笑って無くて、あの眉毛の形。笑い方がジョーカーだなぁと思ったり。父親のイメージがキングと違ったみたい。
レディ・プレイヤー・ワンを観てたり、顔出して「おこんばんわ」とか、双子とか、カーペットの柄、散々見てきたあの画をちゃんと観れたのが良かった。
音の演出で心臓の鼓動を使ったりだとか、音で盛り上げるなぁと思った。
ホテルの内装とか、美術が素晴らしい。普通に考えたらあの柄はホテルの廊下として不自然だと思うけど、敢えて選んでるのが映画ぽいと思う。
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