映画『The Substance』
デミ・ムーアがゴールデン・グローブを受賞
製作・脚本・監督・脚本は女性監督コラリー・ファルジャ。
もうね、映像はメチャクチャのメチャクチャなんだけど、よく考えたら、昔話みたいなお話。予想できない、できるわけない面白さ!
デミ・ムーア演じる中年になって人気が急降下した元人気女優エリザベス。かろうじて続けていたエアロビクス番組もクビに。そこで知ったのが「The Substance」という若返り治療法。注射で薬を打つと、背中が割れて、「呼ばれて飛び出てジャジャジャーン」!マーガレット・クアリー演じる若くてピチピチ(死語)の美人が飛び出して来る。別人になったエリザベスは、再び&たちまち、スターへの階段を登り出す。
「The Substance」の使用法
①アクティベーションは一回のみ②使ってない方の身体には点滴をする③7日ごとに新旧の身体を交代しなければならない
スターの階段を登り始めた若い身体のエリザベスは、使用法を守らなくなり・・・。
老化にどう向きあうか?スターとは?そんなテーマ。全編グロくて凄まじい描写が続く。ものすごい速いテンポで、描かれるパンクな映画。
車とセックスする女性が主人公の『TITANE/チタン』という映画があった。ホラーの中に女性の痛みというものが描かれていた。こちらも女性監督で、クロネンバーグ監督の影響を受けていた。最近女性監督で秀逸なホラーを作る人が多くて期待!
デミ・ムーア、マーガレット・クアリー主役2人がぶっ飛んでいく演技が凄まじい!