このレビューはネタバレを含みます
【感想】
R18+指定作。序盤はセックスシーン、女性上裸丸出し。お金もちの男をゲットしたことで有頂天になりながらも規模の違いに若干引いたり…しかし男がボンボンのガキで親の前では飼い猫同様の有様に女の強さが引き立ってゆく。カオスな場での罵詈雑言や叫び散らかす様は不快感。アニーの暴れ具合は壮観。男の愚かさを露呈するからこそ、イゴールの態度は好感がもてる。だからこそラストでは男色野郎と言ってたのにアニーも心身ともに委ねる結果に。
評価高いわりに結構下世話な内容。でも楽しかった。天国から地獄へというのか、こういうボンボンのクソガキに振り回されるってあるんだろうなぁ。アニーには幸せになってもらいたくなるね。何も考えずに見に行ける。エンドロールがまさかの無音...
【ストーリー】
ストリップ嬢(エスコート嬢)のアノーラ(通称∶アニー、23歳)は店で売れっ子。ロシア語が出来るからと呼ばれた先には21歳の若者ヴァーニャ。
リピートで出張を頼まれて伺うとそこは豪邸。彼はロシアの富豪ニコライ・ザハロフの御曹司だった。セックスを重ねる2人はヴァーニャの主催パーティーで新年のカウントダウンを迎える。1週間の専属契約(15000ドル、現金前払)を結び彼の友人カップルらでベガス豪遊。そこで父の仕事手伝うためにロシアに帰国しないといけないと彼女に告げる。アメリカに残りたい彼はアメリカ人と結婚したら貰えるグリーンカード欲しさも含め結婚のプロポーズ。即、教会で式を挙げ夫婦となる。
店に報告して辞め同棲を始める2人だが、アニーはヴァーニャの親が気になるが彼は話をはぐらかす。娼婦と結婚したという記事が出たことでロシアの両親がアメリカにやってくることを知ったヴァーニャは1人で家を逃げ出す。残されたアニーは父の遣いでやって来たハリス、ガルニク、イゴールと言い争ったり暴れたりのカオスな場に。事態を納めて破談を避けたいアニーは彼らとともにヴァーニャ探しで駆け回る。
ヴァーニャがアニーの働いていたヘッドクォーターズ(HQ)にいることを知り到着するとヴァーニャは泥酔酩酊状態。婚姻の無効を目論むハリスに連れられNYの裁判所に行くもベガスで契約したから現地まで行かなければならないと知る。ヴァーニャの両親と合流しプライベートジェット内での彼の態度を見てアニーは破談を決意。
付き添いでイゴールとともにザハロフ宅最後の夜を過ごす。そこで昨日が自身の30歳の誕生日だったと明かすイゴール。ハリスに奪われた指輪をこっそり返してもらう。お互いの名前の意味を調べたり…で迎えた朝は大雪。アニーの家の前に着いた車中でアニーはイゴールに跨り、そして泣き崩れる彼女を彼は優しく抱きしめる。