このレビューはネタバレを含みます
アノーラが最後の最後まで気を張って強くいたけどセックスワーカーとして扱わないイゴールを前にして泣きじゃくる姿が心にくるものがあった。マイキーマディソンの体当たりの演技が素晴らしかったし、これからどんな作品に出演するか楽しみになった。
テンポも良くて面白かったし、作品の勢いは凄かったけどそこまで刺さらなかった。
といいつつも、脳裏にいるのはアノーラが強く立ち去る姿とかグッとイゴールを見つめる視線。私は終始あの彼女の姿にかっこよさを感じた。こう考えるとなんだかんだ刺さってはいるんだけどな…今まで感じることのなかった余韻と虚しさ。