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ANORA アノーラのtkのネタバレレビュー・内容・結末

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

Grand Theft Autoで見る光景。
ストリップクラブ、ダンサーの女性、問題を抱えたファミリー、用心棒、セレブのパーティ、ベガスでの挙式etc...。
序盤からこれでもかと浮かれておいて、まぁ言わんこっちゃない。
なんだか怪しげなファミリーの御曹司と憐れな汚い大人たち、そして主人公。
わかる、いややりすぎ、でも、うーん。
感情があっちこっち、行ったり来たりで忙しい。
未熟ながらも坊ちゃんとの逃避行かと思ったけども。
海辺の遊園地って本当にあるんだ。
ロボット・ドリームズの実写風景良いな。
最後の流れはなんとなく察したからこそ、冗長なシーンと尻すぼみ感が両方あって、ちょっと勿体無い。
もっとプラトニックに別れた方が余韻があったかな。
主人公は可哀想だが、何を感じて欲しいのか。
ちょっとふんわりな演出。
結局女性の自立には見えづらいラストにモヤッとしてしまった。
名もなき者に引き続き、「情熱の航路」の煙草2本点火流行ってるなぁ。
しかしt.A.T.uは懐かし過ぎるw
やっぱり「All The Things She Said」とheadquartersっていう店名はカッコ良い。
でもGomenasaiこの映画、自分には合わんかった。
イゴールを描きたかったんだろうな結局。
観ている側を気持ち良く(納得)させてくれない激しいだけの性描写は、往々にして作り手の自慰行為になってしまう諸刃の剣だと思う。
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